今回は前回の記事で紹介した奈良県奈良市の唐招提寺に行った後に、北西側に5分ほど歩いた距離にある垂仁天皇陵(宝来山古墳)に行ってきました。
垂仁天皇陵(宝来山古墳)は墳丘長は227メートルの前方後円墳で、全国でも20番目の規模となる古墳のようです。
垂仁天皇(すいにんてんのう)について調べてみると、第11代天皇にあたるようです。
子には第12代天皇の景行天皇(けいこうてんのう)、その子(垂仁天皇からは孫)は日本武尊(やまとたけるのみこと)となるようです。
今回使用したカメラは、二眼レフカメラのローライフレックス2.8Fプラナーを使うことにした。
何か二眼レフを使用する時って、いつもとは違う感覚で写真が撮影できる感じがします。
同じスクエアフォーマットの中判カメラでも、ハッセルブラッドを使う時の感覚とはまた違う感じなんですよね。まあハッセルブラッドの場合は、使い慣れているということもあるんだけどね^^;
ただしシャッターボタンの押し込みが深めなので、シャッターを切るときにグッと押し込むのでブレないか若干心配になるときがある。
もう一台はデジタル一眼レフのニコンD600。
フィルムカメラを持ち出す時には、サブ扱いになってしまうけど・・・コスパ良すぎるカメラ。
装着しているレンズはAI AF Nikkor 35mm f/2D。
控えめな画角の広角レンズだけど、ホントよく写るレンズです。
中古価格でボディとレンズを合わせても6万円ぐらいと、ローライフレックス2.8Fプラナー付きの1/5くらいの価格^^;
安心の性能と感度で、デジタル撮影では再現できない粒子感と柔らかさの魅力を気づかせてくれるモノクロフィルムです。
垂仁天皇陵の風景を撮影
唐招提寺から北西に向かって5分ほど歩いき垂仁天皇陵に到着。
ちなみにまた昼食は食べていない状態である。
Rolleiflex2.8F・Planar 80mm F2.8・ILFORD FP4 PLUS 125
垂仁天皇陵の周りは、田んぼや畑は公園などが広がっています。
そこから一定の距離離れた位置に住宅地などがあるので、ここの場所は古墳がしっかりと見える景観になっていました。
奈良って盆地で田畑が多いけど、田畑とかを発掘するとまだまだ膨大な数の遺構・遺物が出てきそうですね。たぶんイタリアのローマ並みに、過去の遺構・遺物が土の中に埋まっているかと思います。
Rolleiflex2.8F・Planar 80mm F2.8・ILFORD FP4 PLUS 125
右下手前にあるのは大規模な古墳に多い陪塚(ばいちょう・ばいづか)。
陪塚は中心となる大型の古墳に埋葬された人物の親族、臣下を埋葬するもののほか、大型の古墳の埋葬者のための副葬品を埋納するために築造されたものとされているようです。
垂仁天皇陵のこの陪塚は、伝田道間の墓とされているようです。
Nikon D600・AI AF Nikkor 35mm f/2D
やっぱりフィルムとデジタルでは全然画像の作りが違うな。
もうデジタルは写り過ぎているというか、全体的にピシって感じの写真になっていますよね。
こういう画像に慣れてしまったら、それほど違和感は感じないけど、こうやって並べて比較してみると全然写真として違う感じがします。
でもまだニコンD600や、装着しているDタイプのレンズがそれほど高解像ではないので、過剰なまでにピシっピシっと画面全体がウルサくはなっていないのが救いかもしれない。
むしろ最近私が気になっているのは、HasselBlad907XにXCDレンズを装着して使用した場合かな。
過剰なまでに高解像過ぎるので、モノクロームにすると画像全体がピシっピシっでウルサくなってしまうことが気になっているのです。高解像過ぎるデジタル機やレンズは、モノクロームに向かないのではないかと最近個人的に感じているところです。
Nikon D600・AI AF Nikkor 35mm f/2D
垂仁天皇菅原伏見東陵拝礼所が見えてきた。
この日は建国記念日だったので、橿原神宮や神武天皇陵に参拝している人が多いと思ったのだが、こちらの垂仁天皇陵にもお参りしている人達が少なくない。
Rolleiflex2.8F・Planar 80mm F2.8・ILFORD FP4 PLUS 125
正面から撮影。
何とも言えない不思議な雰囲気のある場所であります。
Nikon D600・AI AF Nikkor 35mm f/2D
古墳の周りを少し回り込んでいくと、景色もだいぶ変わってくる。
近鉄橿原線を乗っているとこの風景が以前から目に入っていたが、実際に電車から見る風景よりも写真になる感じです。
手前の伝田道間の陪塚には、サギやカモと思わる水鳥が沢山いる。
面積的にもちょいどいいサイズの休憩地になっているのかな?
その後一通り垂仁天皇陵を回ってから、平城京跡に向かうことにしました。
※別途目的に合ったマウントアダプターを購入して使用する必要があります。