ライカM3を持って唐招提寺を建てた人、鑑真和上の墓所に行ってきた

今回は奈良県奈良市にある唐招提寺に行って写真を撮影してきました。
唐招提寺といえば、唐出身の僧の鑑真和上が759年に開基した寺として有名です。

また唐招提寺から10分ほど南側に行くと、薬師寺があります。
どちらもユネスコの世界遺産に登録されている有名な歴史的な文化財なので、唐招提寺に行った際には一緒に回ってみてもいいかもしれませんね。

薬師寺へ撮影しに行った記事はコチラ

近鉄橿原線「尼ヶ辻駅」を下車して、徒歩で唐招提寺に向かうことにしました。
同じ橿原線「西の京駅」から向こうのと、どちら方法でも同じような距離となります。西の京駅から唐招提寺に向かうほうが道として分かりやすいので、始めて唐招提寺にいく方は参考にしていただければと思います。

唐招提寺の公式サイトはコチラとなります。

ライカM3とズマロン

今回使用したカメラは、レンジファインダー機のライカM3。
装着しているレンズは、Lマウントレンズのズマロン35mmF3.5の後期型レンズを変換アダプタを介して使用しています。

外付けファインダーは、Leica SBLOO 35mmファインダーを装着しています。
う~~ん、見た目はなかなかいい感じかな^^

フードが邪魔して、絞りを変えにくいけどね。

ニコンD600に35mmレンズ

もう一台はデジタル一眼レフのニコンD600。
フィルム撮影の撮影枚数の制限をカバーするために持ち出した感じかな。
最近またフィルムの販売価格が値上げがされたからね(´_`。)グスン

ホントどこまで値上げされるんだろ・・・

装着しているレンズはAI AF Nikkor 35mm f/2D。
控えめな画角の広角レンズだけど、ホントよく写るレンズです。

 これからライカを使うならコレしかない、最新のデジタルレンジファインダーライカM11。
もうコレ一台で10年は頑張るしかない一品。新製品が発売されるたびに、売却して新しい製品に乗り換えていく方も少なくないけどね

唐招提寺を撮影

唐招提寺の入り口前Leica M3・Summaron 35mm F3.5 L 後期・Kentmere PAN 100

唐招提寺の入り口の門。
正面の通りは、普通自動車が2台ギリギリ通れるくらいの細い道に面している。

丁度お昼時だったのですが数少ない飲食店は閉まっていたので、昼食は諦めて先に唐招提寺に行くことにしました。

唐招提寺の壁の落書きNikon D600・AI AF Nikkor 35mm f/2D

唐招提寺の入り口の壁。
すごい落書きがされている・・・修学旅行に来た学生が安易な気持ちで落書きしたのだろうか。
歴史的な寺院がトンデモないことになっている。

大馬鹿者としか思えない、ホント何を考えてこんなことをするんだろね。
サルでも連れてきたのか・・・

唐招提寺の金堂Nikon D600・AI AF Nikkor 35mm f/2D

唐招提寺の入り口の門をくぐって、正面にあるのが金堂。
金堂の中には、国宝級の仏像(盧遮那仏坐像・薬師如来立像・千手観音菩薩立像など)が安置されている。

ホントは正面から撮影したかったけど、いろいろと入り込んでしまうので思考錯誤してこの角度から撮影することにした。寺社に撮影にいくと、どうしても案内板や消火設備などが入ってしまうので、いろいろと苦心しながら撮影することになるんですよね。

唐招提寺の境内Leica M3・Summaron 35mm F3.5 L 後期・Kentmere PAN 100

金堂の右手にあるのが礼堂(らいどう)。
細長い建物で、何か周りに細長い竹のような物が置かれている。

竹材Nikon D600・AI AF Nikkor 35mm f/2D

それがコレ!!

何だろう、麻幹かな?
節のようなものがあるので竹だと思うんだけど、一体何のために並べられているんだろうね。

でもこれがイイ感じに写真になるんだよね^^;

礼堂Leica M3・Summaron 35mm F3.5 L 後期・Kentmere PAN 100

ちょっと露出をミスっていたかな。
暗部が潰れるギリギリのところ・・・

おそらくズマロン35mm F3.5のような、古いレンズを使っていたから何とか暗部をカバーできたんだと思う。たぶん現代のコントラストの強いレンズを使っていたら、完全に暗部は潰れていたんだろな。

唐招提寺の講堂Leica M3・Summaron 35mm F3.5 L 後期・Kentmere PAN 100

唐招提寺の講堂と右手に見えるのが鼓楼。
もうちょっと引いて撮影した方が良かったかな?
建物のどの位置くらいまで、フレームに収めるべきなのかついつい悩んでしまいます。

赤い蕾の植物Nikon D600・AI AF Nikkor 35mm f/2D

珍しくハイキーな感じに撮影してみた。
色味に特徴のある木枝だったので、ちょうど良かったかな。

35mmの広角レンズでも、開放だといい感じにボケてくれるな。
周辺部のボケ玉が猫目になっているけどね・・・、光学的には良くないと言われるけど個人的にはあまり気にならないんだよね。

むしろキレイな円より、猫目の方が好きかも^^;

戒壇Nikon D600・AI AF Nikkor 35mm f/2D

戒壇と言われる、僧となるための授戒が行われる場所のようです。
真ん中の宝塔部分が見たこともない様式だったので、何でここだけ違う感じになっているんだろうと思っていた。

調べてみると、宝塔部分は昭和53年(1978)にインド・サンチーの古塔を模して造られたようです。
宝塔部分も結構古びて見えていたけど、意外と新しいんですね・・・

苔の芝Nikon D600・AI AF Nikkor 35mm f/2D

開山御廟に向かう途中の道。
苔が一面に広がっていて、静寂な雰囲気と木漏れ日差し込みとても美しい景色。
切株があったけど、苔を痛めないようにどうやって木を伐り出したんだろ・・・と余計なことを考えてしまうのは何でだろう^^;

開山御廟Nikon D600・AI AF Nikkor 35mm f/2D

鑑真和上の墓所である開山御廟。
唐招提寺の中でも、ここは特に木々に囲まれた静かな場所となっている。
すこしコンモリと土が盛られた円形丘状の形をしている。

しばらく唐招提寺を建てた人である、鑑真和上の墓所を見て回ってから唐招提寺を後にすることにしました。

 ライカの初めての標準レンズ選びに悩むなら、そのうちライカウィルスに重度感染してしまい結局欲しくなって購入してしまうズミルックス50mmがオススメ!!

おすすめの記事