ノクトンクラシック 35mm f1.4 SCのレビューと作例を紹介

今回は私が使用しているコシナの大口径単焦点レンズ、「NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM」のレビューと作例を紹介していきます。

ライカ純正のレンズであるズミルックス35mm F1.4の価格が高くて購入するのに躊躇している方は、手頃な価格でズミルックスに似た味が堪能できるノクトンクラシック 35mm f1.4 SCについて参考にしていただければと思います。

公式サイトのノクトンクラシック 35mm f1.4 SCの製品ページはコチラ

ノクトンクラシック 35mm f1.4 SCを使ったレビュー

ノクトンクラシック 35mm f1.4 SCについてですが、もうほぼほぼライカのクセ玉として有名なズミルックス35mmF1.4と同じ!!
これライカさんから怒られなかったのかなと思うほど、オマージュされたレンズです。

ちなみにSCというのは、シングルコーティングの意味。
同じモデルのレンズでMCといのもありますが、マルチコーティングになっているレンズです。
私がSC(シングルコーティング)を選択したのは、もちろんシングルコートの方が昔のレンズの味を堪能したいと思ったからです。

NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VMの大きさ

レンズ自体は非常にコンパクト!!
とても開放値1.4という大口径レンズとは思えないサイズ。
オマージュ元のレンズのズミルックス35mmF1.4と、ほぼ一緒・・・
というかデザインも含めてだけど^^;

ライカM7に装着

写りに関してですが、絞り開放でレンズの味を堪能できるレンズ。
絞ってしまうと、急激に現代のレンズらしいシャープな感じの写りになる。
ある意味、味を堪能するには絞ってはいけない縛りレンズなのかな^^;

絞り開放では、昔のレンズみたいに薄っすらと白いベールを被ったとうな描写をする。
滲みについては、カラーフィルムを使わないとあまりわからないかなと個人的には思いました。

そして周辺減光が凄い!!
画面四隅だけでなく、左右の両端までハッキリわかるぐらいに周辺減光が発生する。
なので撮るものによっては、絞ってあげないと使い難いかもしれない。

HasselBlad907XにNokton 35mm F1.4

M型デジタルを所有していないので、HasselBlad907Xに変換アダプターを使って装着。
35mmフォーマットにクロップして使っているけど、周辺減光が強いのはこの要因があるかもしれない。

ノクトンクラシック 35mm f1.4 SCの作例

ノクトンクラシック 35mm f1.4 SCで撮影した作例です。
これからも随時追加していきますので、期間を開けて閲覧して頂ければと思います。

ノクトンクラシック 35mm f1.4 の作例1Hasselblad 907X・NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM

個人的にはこのレンズをモノクロームで使っても、いい感じになってくれていると思います。
周辺減光で見せたくないところを、見せない感じに使えるんでね^^;

ノクトンクラシック 35mm f1.4 の作例2Hasselblad 907X・NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM

絞り開放だと、周辺減光が激しいので画面中央部のみ明るくなる。
使い方次第で活かせる感じかな。

ノクトンクラシック 35mm f1.4 の作例3Hasselblad 907X・NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM

F2.8くらいに絞ったかな。
でも2段くらい絞るとかなり周辺減光は軽減されて、全体的にシャープな感じになる。

ノクトンクラシック 35mm f1.4 の作例4Hasselblad 907X・NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM

左側の石垣の木を見るとフォワ~~~ンとしているよね。
滲みに近い薄いベールが乗っているような感じ。

ノクトンクラシック 35mm f1.4 の作例5Leica M7・NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM・Kodak Color Plus 200

カラーフィルムで撮るとこのように滲みがシッカリ。
比較的発色が大人しめなKodak Color Plus 200を使うとこんな感じになる。
昔のカラー写真風なのかな。

ノクトンクラシック 35mm f1.4 の作例6Leica M7・NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM・Kodak Color Plus 200

使っているフィルムによっても左右されるかもしれないけど、ポートラなどの高発色のフィルムを使うと、どんな感じになるんだろうね。
いろいろと試したくなるレンズである。

ノクトンクラシック 35mm f1.4 の作例6Hasselblad 907X・NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM

日陰で開放で撮影。
画角的にはやや広角のレンズだけど、ピントが合っている部分が浅いね^^

ノクトンクラシック 35mm f1.4 の作例7Hasselblad 907X・NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM

絞り開放時の周辺減光が効いているのかな。

ノクトンクラシック 35mm f1.4 の作例8Hasselblad 907X・NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM

写すものによっては、樽型の歪曲収差を感じてします。
このレンズに限らず、近年のレンズって歪曲収差などほ重視されてないのかな?
詳しいことはよくわからないけど・・・

ノクトンクラシック 35mm f1.4 SCのまとめ

ノクトンクラシック 35mm f1.4 SCについて、レビューと作例を紹介してきました。

ズミルックス35mm F1.4を中古では、値段が跳ね上がって40万円ぐらいします。
それに比べてノクトンクラシック 35mm f1.4 SCは、新品であっても7万円ぐらいで購入できるお手頃レンズです。
6本分くらいの価格差で、ズミルックス35mm F1.4に近い味を楽しめるので、よほどズミルックス35mm F1.4じゃないとダメな方以外はコチラのレンズでもいいのではないかと思う。

まあそう言っても、そのうちズミルックス35mm F1.4が欲しくなってくるんですけどね^^;
ホント物欲との闘いの世界です。

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