二眼レフカメラRolleiflex 2.8D Xenotarのレビューと作例を紹介

今回は私が使用している6x6中判フィルム二眼レフカメラのRolleiflex 2.8D Xenotar 80mmF2.8について、使っていて感じることのレビューと作例について紹介していきます。

以前Rolleiflex 3.5F Xenotar 75mmF3.5を紹介したことはあるが、今回はRolleiflex 3.5Fより世代自体は少しばかり古いモデルとなりますが、80mmのクセノタールが付いた機種について取り上げてみることにしました。

Rolleiflex 2.8D Xenotarのレビュー

私が初めて手に取ったローライフレックスは、今回紹介するローライフレックス2.8D。
中判カメラの高騰で御多分に漏れずローライフレックスも高騰しているが、私が入手した時期は比較的購入しやすい価格帯の時期であった。

たしか7~8万円ぐらいで入手した記憶がある。
それでもいいお値段しているんだけどね^^;

今では16万円以上しているからね、以外にクセノタール付きも値段があがっている。
さすがに現在の価格では、購入するのは躊躇してしまう・・・

ただし2.8Fクセノタール付きは、現在はすごく高価になっているので、どうしてもクセノタール付きのローライフレックスを使いたいのなら、2.8Cか2.8Dの方がいいのかもしれない。

Rolleiflex 2.8D Xenotarの正面左側

ローライフレックス2.8の系列を使うと感じる人は多いと思うが、シャッターボタンを深めに押さないとシャッターが切れないので、シャッター感触については好みが分かれるところでしょう。

私も最初はあまり好きな感触ではなかったが、体が勝手に馴染んできて、あまり気にならなくなった。
操作面を含めて慣れていくと、どんどん好きになれるカメラだと思う。

Rolleiflex 2.8D Xenotarの正面右側

良い点としてはローライフレックス2.8Fに比べて、体感的にはだいぶ軽いように感じる。

書籍「使うローライ」に記載されている各機種の重さを確認してみると、ローライフレックス2.8Fの1220gに比べて、ローライフレックス2.8Dは1140gと80gほど軽い。

軽いと言っても、考えたら1kg超えているんだねw
個人的には1kgを感じさせない重さだと思うのだが、その縦長の構造が重さを感じさせない要因になっているのかな?

若干不満点があるとすれば、2.8Fや3.5Fに比べて拡大ルーペが出しにくいことかな。
フォーカシングフードの内側に、拡大ルーペを出すための摘みがあり、それを少し手前に引くような感じである。明らかに2.8Fや3.5Fのように、上部の枠を押すだけで拡大ルーペが出てくる方が使いやすい作りになっている。

フォーカシングフードや拡大ルーペも設計自体が、2.8Fや3.5Fの方が洗練された作りになっている。

ローライフレックス2.8D

レンズフードはBayⅢを使用します。
テイクレンズに細かい拭き傷もあるので、その影響もあって逆行には弱い感じである。
もちろんこの時代のレンズ自体、逆行には弱いんだけど・・・

最低限レンズフードだけはしておく方がいいかな。
とは言っても気休め程度にはなるんだけどね。

Rolleiflex 2.8D Xenotarの作例

Rolleiflex 2.8D Xenotarで撮影した作例です。
これからも随時追加していきますので、期間を開けて閲覧して頂ければと思います。

Rolleiflex 2.8D Xenotarの作例1Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・FUJI PRO 400 H

カラーフィルムがまだまだ一般的ではない時代のレンズのためか、カラーフィルムで撮影すると渋い色味の写真になる。昭和のカラー映像と言ったほうが分かりやすいかな^^;

Rolleiflex 2.8D Xenotarの作例2Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・FUJI ACROS II

私の所有しているローライフレックス2.8Dは、テイクレンズにクモリはないものの少し拭き傷が多めの個体である。その影響もあってか、画面何に強い光源が入ると少しフレア気味になってしまう。

もちろんコーティング技術もまだまだ未発達だったこともあるのだけどね、強い光源が入ると顕著に画質が低下してしまう。

Rolleiflex 2.8D Xenotarの作例3Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・FUJI ACROS II

ボケ味はプラナーよりも劣るかもしれない。
しかしクセノタールも味のようものはしっかりしていて、味のある雰囲気の描写をしてくれる。
けっしてボケ味が綺麗だから、いい写真というわけでもないのである。

Rolleiflex 2.8D Xenotarの作例4Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・Kentmere PAN 100

プラナーよりもクセノタール付きのローライフレックスが活かせるのは、こういう風なシーンなのではないだろうかと勝手に思い込んでいる。

Rolleiflex 2.8D Xenotarの作例5Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・Kentmere PAN 100

いい撮影条件がそろうと、解像度が高くメリハリのあるホント良い質感の写りをしてくれる。
常にこの状態で撮影できたらいいんだけどね・・・テイクレンズに拭き傷のない個体はもっと良い写りをしてくれるのかな?

服部緑地の風景5Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・Kentmere PAN 100

Rolleiflex2.8Dで撮影できる最短撮影距離あたりで撮影。
これ以上近寄って撮影するには、ローライナーを使用するしかない。

Rolleiflex 2.8D Xenotarのまとめ

Rolleiflex 2.8D Xenotarのレビューと作例について紹介してきました。
如何だったでしょうか。

最近は6x6フォーマットの人気が、若い世代の方に上がってきているように感じます(気のせい?)。
特にローライフレックスは、その見た目からもすごくオシャレな感じがするので、これからローライフレックスを使ってみようかなとお考えの方には参考にしていただければと思います。

ただしローライフレックスを購入する際には注意が必要かな。
私自身ローライフレックスの購入で痛い目をあってきていますので、実際に手にとってピントなどがちゃんと合っているかなど、ボディの状態をしっかりと確認してから購入した方がいいと思います。

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