Hasselblad907XにXVレンズアダプターを介してVレンズを使ってみた

デジタルバックCFVII 50Cが使いたくてHasselblad907Xを購入しましたが、レンズがなくて今までHasselblad907Xは使わずに放置状態にありました。
その間はCFVII 50CをHasselblad 500C/Mに付けて、ずっと使い続けていたのです。

Hasselblad907Xもそろそろ使ってみようかなと思ったのですが・・・
とにかく専用のXCDレンズが高い^^;

XCDレンズの一番安いレンズでも、12~13万円ぐらいする!!
それ以外の広角や望遠は40万円以上もする・・・、とても買い揃えていくのは不可能と思い現状のVシステムのレンズを変換アダプターを介して使うことにしました。

XVレンズアダプター

購入したXVレンズアダプター!!
これも3万円くらいする結構なお値段・・・いい値段するね^^;

でもこれで現在所有しているVレンズ(40mm・50mm・80mm・120mm・150mm・250mm)が活用できるようになりました。正直広角側には弱いけど、望遠側はXVレンズアダプターを介して運用してもいいかなと考えてしまいます。

よく使う標準レンズの45mmと広角レンズの30mmだけ、XCDレンズを購入しようかな。
20mmは欲しいけどね・・・悩みどころ!!

XVレンズアダプターを介したメリットとデメリット

XVレンズアダプターを介して、Vシステムレンズを使ってみた感想をまとめてみました。
まだまだ907Xを使用した場合の設定面で理解していないところがあるので、参考程度に見えいただければと思います。

メリット

手持ち撮影時にミラーの衝撃がなくなり、画像のブレが軽減された感じです。
Hasselblad 500C/MにCFVII 50Cを装着した時と比較すると、拡大した時の画質が目に見えて良くなったように思います。

Hasselblad 500C/Mで5000万画素を活かすには、三脚を使ってミラーアップ状態でシャッターを切るしかなかったけど、Hasselblad907XにXVレンズアダプターを介してVレンズを使うことで、手持ち撮影でも5000万画素を活かすことができる感じです。

デメリット

やはりXCDレンズ前提に作られているシステムなので、XVレンズアダプターを介してVレンズを使うと操作性の悪さや、一部の機能が使えない部分もあるなどがあります。
操作面ではレンズ絞りが連動しないので、シャッターを切る際にはレンズのプレビューボタンで使用した状態でないと、絞れない状態になっている。これって私の使い方の問題なのかな?

あとは液晶画面で確認しながらマニュアルフォーカスでピントを合わせるのですが、外で太陽光の強いところだと、とにかく液晶が見えにくくてピント合わせが難しい状態になってしまう。XCDレンズならAFが使えるので外でも快適に使えるけど、マニュアルフォーカスだと外出時の光の状態で使い勝手が悪くなる感じですね。

Hasselblad907XにXVレンズアダプターを介した作例

Hasselblad907XにXVレンズアダプターを介して撮影した作例を随時追加更新していきます。
しばらくしたら、また見てくださいね。

HasselBlad 907Xの作例1Hasselblad 907X・ディスタゴンCF40mm F4・デジタルバックCFVII 50C

以前この場所でHasselblad 500C/MにCFVII 50Cを付けて撮影してみたが、Hasselblad907Xの方がミラーの衝撃がないためか拡大すると凄く解像度の違いを感じます。
今までHasselblad 500C/MにCFVII 50Cの組み合わせで使っていたけど、使い方を考え直さないといけないと思いました。

HasselBlad 907Xの作例2Hasselblad 907X・ディスタゴンCF40mm F4・デジタルバックCFVII 50C

一部を拡大すると、ビルの窓の小さいところまでしっかりと描写されていました。
古い設計のレンズでもかなりの画質を得ることができているので、最新の光学技術で作られたXCDレンズなら、もっとシャープで解像度の高い画像になるんだろうね。
いろいろと夢を思い浮かべてしまいます。

HasselBlad 907Xの作例3Hasselblad 907X・ディスタゴンCF40mm F4・デジタルバックCFVII 50C

カラーでもいい感じ。
ただ使い勝手の面で慣れていないので、ピント合わせ中に手がプルプルしてくる。
正直カメラのフォールド感は悪いです。

XVレンズアダプターで長くなってしまっているので、ある意味で無理やり持っている感じかな。
ボディ自体にグリップ部分もないし、500C/Mのようなボディの底面が大きいわけでもないしね。

HasselBlad 907Xの作例4Hasselblad 907X・ディスタゴンCF40mm F4・デジタルバックCFVII 50C

液晶画面で拡大してピント合わせができるので、光学ファインダーよりもピント合わせで失敗は少ない感じですね。
とは言っても外光が強いところでは、液晶画面が見にくいけどね。

HasselBlad 907Xの作例5Hasselblad 907X・ディスタゴンCFi50mm F4・デジタルバックCFVII 50C

別の日にディスタゴンCFi50mm F4レンズに変更して撮影してみた。
だいぶ使い方にも慣れてきて、+-の露出補正のやり方も分かるようになってきた。
液晶ディスプレイは、Vシステムのように上から見るような角度にする方が、見やすさも使いやすさも上がることがわかってきた感じかな。

HasselBlad 907Xの作例6Hasselblad 907X・ディスタゴンCFi50mm F4・デジタルバックCFVII 50C

もっと慣れてきたら500C/Mと同じ感覚で使えるかな。
持ち方もだんだん500C/Mと変わらないことがわかってきたしね・・・。
でも液晶画面を拡大する時は、その持ち方だとちょっとやり難いかな^^;

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