今回は私が使用しているSchneider Kreuznach(シュナイダー・クロイツナッハ)のM42マウントレンズである、Edixa Xenon 50mm F1.9(エディクサ クセノン 50mm F1.9)のレビューと作例を紹介していきます。
Xenon 50mmというと、トロニエの魔鏡と言われたライカLマウント用に作られた大口径レンズ Xenon 50mm F1.5をイメージする方がいるかもしれません。
今回紹介するのは、そちらじゃない方のレンズ(○´゚ω゚`):;*.’:;ブッ
レンズ設計者のトロニエ博士(アルブレヒト・ウィルヘルム・トロニエ)が設計していない方のXenon 50mm F1.9を紹介していきます。
シュナイダーのクセノン 50mm f1.9を使ったレビュー
実は最近になって、ドイツの名門光学メーカーのシュナイダーのレンズが気になって集めている!!
最初はかなり前にライカのスーパーアンギュロンを使っていたが、手放してしまったのでそこまで興味を持っていなかった。しかしローライフレックスのクセノタールを使ったくらいから、シュナイダーのレンズが気になってきたのである。
その後はライカのLマウント用のクセノン50mmF1.5と、今回紹介するクセノン50mmF1.9、クルタゴン35mmF2.8を購入して、少しずつシュナイダーのレンズを集めているところです。
ちなみにシュナイダーのクセノン 50mm f1.9と言っても、いくつかのレンズがあるようで、エディクサ用に作られたものから、レチナ用に作られたものまである。
私のはエディクサ用に作られた、鏡筒がゼブラ柄でないデザインのものである。
個人的にはゼブラ柄のデザインのレンズが欲しかったのだが、いざ探して見るとなかなか見つからないもので、結局ゼブラじゃない方を1万弱(ゼブラ柄はもう少し価格が上がる)で購入することにしました。
ちなみにゼブラ柄とは上の写真ような感じのデザイン。
写真のレンズは、同じシュナイダーのレンズのクルタゴン35mmF2.8レンズとなります。
クセノン 50mm F1.9を使用した感想というと、開放で遊ぶことが面白いレンズですね。
開放だと画面中央部でもユルい感じの写りになり、周辺部に関しては光量落ちや像の流れがハッキリとわかるレンズです。
これって光学的には問題があるんだけど、わざわざ古いレンズを使うのはこういうのを楽しむためにあるので、そこに文句を言うのは違うかと思う。
また絞りをF5.6ぐらいまで絞ると、画面周辺部までシャキッとした写りになります。
ただし絞りに関係なく逆光には弱いレンズですね、すこし逆光気味にするだけで簡単にゴーストが発生してしまう。
シュナイダーのクセノン 50mm f1.9の作例
シュナイダーのクセノン 50mm f1.9で撮影した作例です。
これからも随時追加していきますので、期間を開けて閲覧して頂ければと思います。
Hasselblad 907X・Edixa Xenon 50mm F1.9
背景のボケに関しては、背景によってはグルグルになりそうなクセの強い感じの写りです。
Hasselblad 907X・Edixa Xenon 50mm F1.9
柔らかい描写のレンズは、こういうのに活きてきますよね。
最短撮影距離も50cmまで寄れるので、そこまで不満なく常用できるレンズかなと個人的には思います。
Hasselblad 907X・Edixa Xenon 50mm F1.9
暗所だったので絞り開放で撮影したが、周辺光量がグンっと落ちるレンズなので、紅葉以外の大部分が暗く落ちてくれて紅葉が映えてきますね。
Hasselblad 907X・Edixa Xenon 50mm F1.9
もう一段絞ってシャープにするべきだったかな?
Hasselblad 907X・Edixa Xenon 50mm F1.9
F4くらいまで絞って撮影。
2段ほど絞ったので、かなりシャープ度は上がっている感じですね。
Hasselblad 907X・Edixa Xenon 50mm F1.9
遠景を絞り開放で撮影すると、こんな感じの写りになります。
全体的にユルいのと、やはり周辺光量の低下がハッキリとわかるくらいに低下する感じですね。
これはこれで活用の仕方はあると思うのですが^^
Hasselblad 907X・Edixa Xenon 50mm F1.9
雨の日のような雰囲気撮りにはいいかもしれない。
シュナイダーのクセノン 50mm f1.9のまとめ
シュナイダークロイツナッハのクセノン 50mm f1.9について、レビューと作例を紹介してきました。
ライカLマウント用のクセノン50mmF1.5は、中古市場で20万円以上します。
それに比べM42マウント用のクセノン50mmF1.9は1万円弱で購入できるので、クセノン50mmの独特の写りを楽しんでみたい方には、こちらのレンズを使ってみるのもいいかもしれませんね。
そこでクセノンの描写にハマってしまうと、結果的にそのうちクセノン50mm F1.5が欲しくなってくるんですけどね^^;
シュナイダーのレンズは基本的には、名門光学メーカーでありながらもあまり人気がないので、中古で安く購入することができるので、隠れた名玉で楽しんでみたいい方はいろいろと調べてもおもしろいところです。