今回は奈良県高市郡明日香村の飛鳥寺と、その周辺の史跡を撮影に行ってきました。
ところで飛鳥寺は誰が建てたかご存じですか?
飛鳥寺は6世紀末から7世紀初めに、蘇我馬子の発願で建てられた日本最古の本格的仏教寺院のようです。そこから少し離れたところには、聖徳太子の生まれた場所にあたる橘寺などもあり、日本の古代の歴史が集まった地域とも言えます。
以前紹介した飛鳥歴史公園から10分程歩いた距離にあります。
そういえば飛鳥歴史公園の山頂から、飛鳥寺とその周辺が見えていたな^^
今回使用したカメラは、6x6判中判カメラのハッセルブラッド500C/M。
装着しているレンズは、ディスタゴンC60mmF3.5となります。
広角過ぎない適度な遠近感のレンズなので、標準レンズ的な感覚で使えるレンズだと思っています。
広々した景色を広角で撮影するのは、一緒に持っていたカメラで撮ることにしました。
もう一台は、デジタルカメラのHasselBlad907X。
装着しているレンズは、コシナのカールツァイスディスタゴン28mm F2 ZF.2レンズとなります。
クロップして撮影してるからケラレてないけど、それでも周辺光量は低下は目立っているかな。このレンズの特性もあるかもしれないけどね^^
開けた景色を撮影するのは、このカメラで撮影することにしました。
安心の性能と感度で、デジタル撮影では再現できない粒子感と柔らかさの魅力を気づかせてくれるモノクロフィルムです。
飛鳥水落遺跡周辺を撮影
飛鳥寺に向かう途中に立ち寄った飛鳥水落遺跡。
Hasselblad 907X・Distagon 28mm F2 ZF.2・CFVII 50C
古代にはこの地に水時計が設置されるなど、かなり文化的な土地だったみたいです。
今は田んぼの風景になっていますが・・・
1500年前の風景はどんな感じだったんだろうね。
Hasselblad 907X・Distagon 28mm F2 ZF.2・CFVII 50C
ここに水時計が設置されてた場所。
今は跡だけが残っているが、ここで時を計っていたんだろうな。
Hasselblad 907X・Distagon 28mm F2 ZF.2・CFVII 50C
この石に彫られた穴を使っていたのかな。
雨の日はどうやって計測したんだろうか・・・
大きな石に対して、指のように石が並べられているので、何かの動物の手に見えてしまうのは気のせいかな?
飛鳥寺周辺を撮影
飛鳥水落遺跡を一通り見てから、飛鳥寺へ向こうことにしました。
といっても距離的には、徒歩で5分もかからないくらいに近い場所にある。
Hasselblad 907X・Distagon 28mm F2 ZF.2・CFVII 50C
飛鳥寺へ向かう途中の景色。
ほんとこの地域は広々とした景色が堪能できて、気分が開けてくるね。
古代の人がココに都を建設したのもわからなくもない・・・たぶん^^;
Hasselblad 907X・Distagon 28mm F2 ZF.2・CFVII 50C
飛鳥寺の手前には菜の花畑が立派に咲いている。
お寺とは直接関係なのかな?
それともお寺のために植えられているのかな?
きれいに手入れされた畑で、菜の花が栽培されいる。
Hasselblad 907X・Distagon 28mm F2 ZF.2・CFVII 50C
たぶん裏口?
表側の入り口も撮影したけど、なんか裏側の入り口の方が好きかな。
手前の看板さえなければね、観光地だから仕方ないか^^;
Hasselblad 907X・Distagon 28mm F2 ZF.2・CFVII 50C
飛鳥寺が見える景色を意識して撮影。
もうちょっと右よりに撮影したかったんでけど、思いっきり車が駐車されていたのでこんな感じのフレームになりました。
車は流石にだけど、まあすでに民家も入ってるし気にしなくてもいいかな^^;
Hasselblad 907X・Distagon 28mm F2 ZF.2・CFVII 50C
こういう風に歩いている人の後ろ姿もいいな。
景色とちょうどマッチしている。
もう少し手前で撮影するべきだったけど、ピント合わせしている間にね^^;
蘇我入鹿の首塚
Hasselblad 500C/M・Distagon C60mm F3.5・ILFORD FP4 PLUS
蘇我氏の発願で建てられた寺だけあって、飛鳥寺から少し離れた(50mmくらい?)場所には蘇我入鹿の首塚があります。
お墓に見えるけど、首塚とお墓の違いってなんだろう。
首塚って言うと何か、情念を鎮めるような感じがするんだけど。
Hasselblad 500C/M・Distagon C60mm F3.5・ILFORD FP4 PLUS
蘇我入鹿の首塚周辺の景色。
ほぼほぼ飛鳥寺の景色と同じ景色が見えているんだけどね^^;
やや逆光気味だったのと時間と光の質の関係も重なって、硬い感じになってしまったな。
その後しばらく飛鳥寺周辺を見て回ってから、飛鳥坐神社に向かうことにしました。