HASSELBLAD(ハッセルブラッド)SWCを使って思うことや作例

今回は私が使っているカメラの紹介です。
最近頻繁に使用しているのが、HASSELBLAD(ハッセルブラッド)SWCです。

今時ハッセルブラッドかよ・・・・しかもSWCって!!
フィルム自体がどんどん縮小してめっちゃくちゃコスト高の現在では、そう思う方もいるかもしれませんね。

 モノクローム撮影をフィルムを使って始めたいならコレ!!
安心の性能と感度で、デジタル撮影では再現できない粒子感と柔らかさの魅力を気づかせてくれるモノクロフィルムです。

もともと20年ほどHASSELBLAD 503CWを使用していたのですが、巻き戻しクランク部分が壊れてしまい、中古で503CW専用の巻き戻しクランクがないか中古カメラ屋で探していたところ、血迷ってSWCに手を出したのが切っ掛けです。

ちなみに503CW用の巻き戻しクランクEに関しては、探してもなかなか見つけることができないままで、503CWは現状防湿庫の肥やしになっています。

HASSELBLAD(ハッセルブラッド)SWCを使って思うこと

SWCシリーズに使用されているBiogon(ビオゴン)38mm F4.5はすごいと、いろいろな書籍なりで評価を聞いていました。

実際に自分で使用したところ、やっぱり繊細で綺麗なグレートーンの諧調再現や、超広角レンズながらも歪みが少ないように感じますね。特に私の場合には、モノクロームで撮影するのが大半なので、CタイプレンズのSWCが一番あっていたのだと満足しています。

とは言っても拘りのある方なら、Cタイプレンズのノーコーティングじゃないとダメだと言う人もいるかもしれませんが、全然T★コーティングされたCレンズでも納得の描写だと思っています。
※まあ素人なんで、そこまでレンズの描写性について細かく見切れていないのかもしれませんがね。

個人的にはスクエアフォーマットで、超広角撮影された何とも言えない視覚効果の魅力に取りつかれているところですね。

HASSELBLAD SWC外付けファインダー

ちょっとな~~と思うところは、やはり外付けファインダーの像が歪んでいることと、クリアでないことですね。バシッと精密な構図を確認して撮影したい方には、ちょっと合わないかもしれません。

純正ファインダーがイマイチなんで、私の場合はコシナのフォクトレンダーが限定生産(500個)した外付けウエストレベルファインダーを使っている。

Hasselblad SWC

フォクトレンダーファインダーは純正のファインダーに比べて、歪みがなく画面隅々までクリアにしっかりと見ることができるので、SWCの使い勝手を上げてくれる良いアクセサリーだと感じています。
ファインダー内にはちゃんと645判の線も確認できるので、645用のマガジンを持っている人もSWCで活用できますね。

SWCですが中古の価格でも、SWC以降の機種よりもお安く購入できるので、お得感はあると思います。
ただしSWCはCFVII 50Cには対応していないようで、CFVII 50Cを使用したい方は次のモデルのSWC/Mを選択する必要があるみたいですね。

HASSELBLAD CFV ii 50c

私のSWCには、CFVII 50Cは使えないのか( ´д`ll)

撮影時にはやはり、カメラの平行性を保たないと傾きが極端に目立ってしまうので、撮影時には水準器で確認しつつ撮影するスタイルですね。
露出を計り、目視で距離を判断しピントを合わせ、水準器で傾きがないか確認するなど、撮影そのものを楽しむことができるカメラだと思います。

恐らくですが多くの人がハッセルブラッド SWCは、一生もののカメラになると思いますね^^

HASSELBLAD(ハッセルブラッド)SWCの作例

HASSELBLAD(ハッセルブラッド)SWCの作例は下記になります。
作例に関しては、また随時更新追加していこうと思います。

薬師寺が見える池奈良県の薬師寺周辺

スクエアフォーマットと超広角、この組み合わせが魅力!!
面というか空間を活かしたい方には、ハッセルブラッド SWCは最高のカメラだと思います。

室生ダム水没林奈良県の室生ダム

ハイライトとシャドー部も残してくれています。
ビオゴンC38mmレンズの諧調豊かなグレーの再現性に、惚れ込んでしまう方もいると思います。

加太の海和歌山県の加太の海

空の表現がいい感じ表現してくれています。
NDフィルターを使ったらもっと違う表現もできそうですね。

加太の海2和歌山県の加太の城ヶ崎

手前に流木を入れて撮影。
近景に被写体を入れて強調し、背景を活かすのにもいいかも・・・

大阪城の堀と石垣大阪城の堀と石垣

シンプルな風景と人工物の組み合わせもいいな。
高層ビルの撮影にも使ってみたい。

火除橋伊勢神宮外宮の境内

フジのカラーフィルム「FUJI PRO160 NS」を使用しましたが、とても半世紀以上前のレンズとは思えない濃厚な発色!!
フィルムの特性もあるけど、空の色は驚くくらいに再現してくれます。

地蔵室生寺の境内

私がSWCを使う時って広ろびろとしたところで使うケースが多いけど、近距離の被写体を撮影してもなっとく仕上がりをしてくれる。
ボディの平行を保つのが、かなり重要になってくるんだけどね。

■その他HASSELBLAD(ハッセルブラッド)SWCで撮影した写真は、下記リンク先のそれぞれの記事から確認できます

HASSELBLAD(ハッセルブラッド)SWCの作例はコチラ

 フィルムから諧調豊かな超高画質スキャンをしたいならコレ一択!!
ポジ・カラーネガ・モノクロフィルムまで諧調豊にスキャンしてくれます。

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