今回は大阪府河内長野市の天見にある蟹井神社に行って写真を撮ってきました。
蟹井神社は神武天皇、応神天皇、神功皇后、菅原道真をお祀りする神社です。古くは神武東征の際に、紀見峠にて賊慮の状況を視察なされた時、蟹井神社の北側の天見川の大石、小石を集め磐境として神籬を建て、皇祖天津神を祀り給いて戦勝を祈願された場所とされています。
南海電鉄高野線「天見駅」を下車して、徒歩で10分ほどの距離に蟹井神社は鎮座しています。
天見駅周辺は、左右を山に挟まれた谷間の地形になっており、谷間の道を沿っていくと目的地となる蟹井神社へ到着することができます。
またこの谷間は、現在の和歌山である紀伊へ向かう道となっています。
今回使用したカメラは、二眼レフのローライフレックス2.8Dクセノタール付き。
二眼レフは他の中判カメラよりも軽量なため、夏の暑い時期もあってか最近の稼働率は増えている。
現在二眼レフを5台ほど所有しているが、その中でどれを持ち出して撮影に使うか悩みどころである。プラナーでいくか、クセノタールでいくか、それともテッサーでいくかなど、どれもが魅力的なレンズが付いたカメラなので、ローライフレックスを使う中での楽しみの一つになっている。
そんな中でも最近は、クセノタール付きのローライフレックスにハマっている感じですね。
もう一台は中判デジタルカメラのHasselblad907X。
中判フィルムカメラの撮影枚数の少なさを補うために、同じく6x6のフォーマットにクロップして使うことにしました。
装着しているレンズは、かつてドイツ・ミュンヘンにあった中堅光学機器メーカー「エナ」のリサゴン35mm F3.5レンズ。M42マウントレンズによくある、ゼブラ感ムンムンのそのレンズデザインが気にいって、中古で1万弱で手に入れたレンズである。
ちなみに上のローライフレックス2.8Dを撮影しているレンズは、このリサゴン35mm F3.5レンズである。あっさりとした色味の写りをしている感じかな^^;
蟹井神社で写真撮影
南海電鉄高野線に乗って、天見駅に到着。
Hasselblad 907X・ENNA Munchen Lithagon 35mm F3.5
駅のプラットホームはシッカリとした作りになっているが、駅舎部分はいかにもな感じの田舎の無人駅の様相である。こういう駅舎を見ると、何かほっとする感じがあります。
駅を少しばかり撮影してから、道に沿って蟹井神社へ向かうことにした。
Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・FUJI ACROS II
道中で紫陽花を撮影していると、右手前で何かニュルと動くものを感じた。
何だろと見てみると、黒い蛇の胴体から下側がチラリと見えた。カラスヘビというシマヘビの黒化個体か、もしくはマムシの黒化個体かな・・・少し太めのズングリとした尻尾だったので、マムシの可能性が高い^^;
蛇は大の苦手なんですが、毎年のように遭遇する・・・
皆さんも森や林など自然が多いところに行く際には気を付けてくださいね。
Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・FUJI ACROS II
蟹井神社に到着。
大阪の中心部よりは3~4℃ほど気温が低い地域で、谷間風も適度に吹いているので、そこまで暑さにこたえることなく、目的地まで到着することができた。
Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・FUJI ACROS II
結構な傾斜の階段。
まわりは木々が鬱蒼としているので、慎重に階段を登っていくことにした。
Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・FUJI ACROS II
階段を登った左手奥には石碑のような物が建てられている。
石碑には何て彫られているんだろ・・・
近寄って見てみたいところだったが、途中に遭遇したマムシ?のこともあり、蛇に対して嫌悪感と畏怖感マシマシの((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル状態だったので、茂みに入っていく気分にはなれなかった^^;
幼少時代にマムシに噛まれて亡くなった近所の方の腫れあがった遺体を見た経験が、極端に蛇を畏怖する原因になっているのかもしれない。
Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・FUJI ACROS II
階段をそのまま真っ直ぐ進んでいくと、拝所に到着。
社殿は小さいものの周りの木々が鬱蒼としている中で建っているので、何とも言えない雰囲気のある場所となっている。
Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・FUJI ACROS II
日差しが差し込んでいたので、感覚的に感じた露出で撮影したところ、思ったよりはアンダー気味になってしまった。う~~~ん、私の体内露出計もあまりアテにはならないな^^;
Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・FUJI ACROS II
もう少し寄って撮影したかったが、何匹も蜂が飛び回っていたので巣があるのと思い、少し離れた場所から撮影することにした。
Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・FUJI ACROS II
立派な御神木。
情報によると、樹齢600年を超えるとされる杉の巨木のようである。今から600年前というと、応仁の乱(1467年)よりも少し前ぐらいの時代になる。
Hasselblad 907X・ENNA Munchen Lithagon 35mm F3.5
フィルムとデジタルで御神木を撮ってみたが、全く写り方が違うことを再確認することになった。
デジタルで撮影されたものだけを見ていると違和感を感じないが、やはりフィルムで撮影された写真と見比べると、やはり独特の柔らかさと階調性の良さを感じるさせられます。
Hasselblad 907X・ENNA Munchen Lithagon 35mm F3.5
その後もしばらく蟹井神社の境内を見てまわってから、次の目的地へ向かうことにした。