大判カメラを持って奈良県明日香村を歩いて写真撮影してきた

今回は大判カメラを持って奈良県明日香村を歩いて写真撮影することにしました。
観光客もそこまで混雑していないこともあるので、大判カメラの撮影の練習も兼ねて広々とした明日香の景色を撮影して歩くことにしたのである。

近鉄南大阪線「橿原神宮前駅」を下車して、そこからバスに乗って明日香の方へ向かうことにしました。今回は石舞台古墳の手前までバスに乗って行くことにしました。

以前に明日香へ行った記事はコチラ

Linhof Master Technika 2000

今回使用したカメラは、4x5判大判カメラのリンホフマスターテクニカ2000。
暑い時期は過ぎて、やっとのこと大判カメラを持ち出せる時期が来た。今回は4x5フィルムフォルダと、6x17フィルムフォルダの2種類を使用して撮影することにした。

使用したレンズは3本。
超広角レンズのSuper Angulon 47mm F5.6 XL-120(35mm換算で13mm相当)。
広角レンズのSuper Angulon 90mm F5.6 MC(35mm換算で25mm相当)。
標準レンズのNikkor W 150mmF5.6S(35mm換算で42mm相当)。

大判カメラで明日香村を写真撮影

今回は奈良県高市郡明日香村に行って、大判カメラを使って撮影していくことにした。

あすか風舞台Linhof Master Technika 2000・Super Angulon 47mm F5.6 XL-120°・ILFORD FP4 PLUS

まずは4x5判で撮影。
35mm換算で13mmという、弩級の超広角レンズSuper Angulon 47mm F5.6 XL-120°。

ピントグラスを覗いても、画面中央部以外は暗くてあまり見えないので、構図をしっかりと確認することが難しいぐらいのレンズ。もちろん周辺光量の低下が激しいレンズなので、センターNDフィルターを使用して、周辺光量の低下を補って撮影している。

撮影した場所は、あすか風舞台という石舞台古墳の隣の広々とした公園。

橘寺が見える景色Linhof Master Technika 2000・Nikkor W 150mmF5.6S・Kentmere PAN 100

次は6x17判で撮影。
6x17はあまりブログ記事などで見せるには、比率的に細長過ぎるので向いていない。
特にスマホで見ると酷い^^;
しかしプリントなどをすると、その迫力は凄いの一言である。

実のところ大判カメラを使い始めた動機は、6x17判撮影したいというところから始まっている。
ここからフィルムカメラの沼の深淵と言われる?大判カメラの世界へ突入することになった。

そのうち8x10カメラとか欲しくなってくるんだろな~~

撮影した場所は、橘寺。
橘寺の近くで聖徳太子が誕生したと言われています。

川原寺跡の景色1Linhof Master Technika 2000・Nikkor W 150mmF5.6S・ILFORD FP4 PLUS

撮影した場所は、川原寺跡。
明日香へ来ると、かなりの割合でここの景色を撮影している。
個人的にお気に入りの景色である。

川原寺跡の景色2Linhof Master Technika 2000・Nikkor W 150mmF5.6S・Kentmere PAN 100

同じく、川原寺跡。
もう少し奥へ進んだ場所を撮影。

実は拡大ルーペを持っていくのを忘れていたので、ピントはピントグラスを覗いて何となく合わせているので、微妙にピントが外れているものもある。ちゃんと撮影に行く前には、忘れ物をしないようにしないと・・・。よくデジカメにSDを入れ忘れるんだけどね^^;

飛鳥宮跡Linhof Master Technika 2000・Nikkor W 150mmF5.6S・ILFORD FP4 PLUS

撮影した場所は、飛鳥宮跡。
6世紀末から7世紀後半まで宮殿があった場所と言われている。
明日香の地域は、蘇我氏の拠点地域だったことからも、その当時権勢を誇っていたこの地に宮殿が建てられたのだろうか。

田園の景色Linhof Master Technika 2000・Super Angulon 90mm F5.6 MC・Kentmere PAN 100

飛鳥寺へ向かう途中の田んぼの景色。
手前の田んぼと、奥に見える竹林の構成で撮影したが、前述した拡大ルーペのないピント合わせで、手前にピントが合っている・・・^^;

飛鳥寺周辺の景色Linhof Master Technika 2000・Nikkor W 150mmF5.6S・Kentmere PAN 100

飛鳥寺周辺の景色。
空模様が綺麗だったので撮影した。

1500~2000年前の人たちも、こんな景色を見ていたのかな?

その後、日ごろの運動不足の解消のために、橿原駅まで歩いて帰路につくことにしました。

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