今回は私が使用しているライカのRマウントレンズである、MACRO-ELMARIT-R 60mmF2.8(マクロエルマリート R60mm F2.8)のレビューと作例を紹介していきます。
ライカというとM型のレンジファインダーカメラや、バルナック型カメラをイメージする方が多いので、ライカのR型の一眼レフというと今一つ人気がありません。
そこで今回は格安で入手した、ライカのマクロレンズであるマクロエルマリート R60mm F2.8について、使っていて感じる個人的な意見を語っていきたいと思います。
マクロエルマリート 60mm F2.8のレビュー / leica 60mm macro elmarit review
私の所有しているマクロエルマリートR60mmF2.8は、サードバージョンと言われる第3世代レンズ。
このレンズを購入するときに、サードバージョンとお店の方に言われ購入したが、実のところセカンドバージョンとサードバージョンはレンズのデザインが一緒で、私には世代の見分けがつかないのである。
書籍「R型ライカのすべて」を読んで調べてみても、世代の見分け方が記載されていない^^;
製造番号などで判断できればいいのだが、ネットなどで調べてみてもその情報が出てこないのである。
ちなみにこの本では、他のR型レンズの世代はタイプ1やタイプ2などで分類されているが、なぜかこの60mmマクロレンズのみファーストバージョン・セカンドバージョン・サードバージョンに分類されているので、何か意味があるのか謎である。
Leica R6.2に装着すると上のような感じで、標準レンズにちかい程よい大きさの金属製レンズ。
このレンズに関しては、純正レンズフードを探しているがなかなか見つからなく、現状はフードを付けなく使用している。
フードを使用しなくても、今のところこれといった問題は出ていないので、純正レンズフードとの出会いがない限りはこのままの状態で使い続けるだろうね。
このレンズの特徴は、絞りリングがノンクリックストップで無段階調整が可能なことである。
微妙な絞りの調整が可能なのであるが、ちょっとあたるといつの間にか絞りの位置が変わってしまうこともあるので、移動してからの撮影の際には絞りの設定を再確認が必要ですね。
開放にしていたつもりが、いつの間にかF8くらいになってたことも多々あるので^^;
最短撮影距離にした場合は、1/2倍まで撮影できるハーフマクロレンズ。
同じようなレンズで例えると、私が持っているレンズであればマクロプラナー50mm F2 ZF.2もハーフマクロレンズになりますね。
等倍が必要かというと、私が撮影するものからするとハーフマクロで十分な感じです。
一応等倍撮影もできるようにと考え、マクロエルマリート60mmF2.8専用の等倍接写リングを購入したが、あまり使用することは少ない。
また標準レンズに近い焦点距離なので、個人的には標準レンズ感覚で使用している使いやすいレンズだと考えています。
ライカのマクロエルマリート R60mm F2.8の作例
ライカのマクロエルマリートR60mmF2.8で撮影した作例です。
これからも随時追加していきますので、期間を開けて閲覧して頂ければと思います。
Canon EOS 6D・Macro Elmarit R 60mm F2.8
マクロレンズだと、ついつい雫が撮りたくなりますね。
Canon EOS 6Dだとピント合わせに不安があるので、何枚かピントをズラして撮影した1枚。
Canon EOS 6D・Macro Elmarit R 60mm F2.8
やさしい色合いというのかな。
最先端のレンズとは異なり、柔らかめの優しい感じの発色なのかもしれない。
Canon EOS 6D・Macro Elmarit R 60mm F2.8
デジタル機でモノクームにしても、それほどデジタル特有のモノクロ感がしなくて以外と気にいっている。デジタル機とフィルム時代のレンズの組み合わせの方が、自然なモノクローム写真になるのは何でなんでしょうね。
Leica R6.2・Macro Elmarit R 60mm F2.8・ILFORD FP4 PLUS
マクロエルマリート60mmF2.8レンズの、この質感描写がすごいと思っている。
解像力というか表現とは違う、別の何かがある。
Hasselblad 907X・Macro Elmarit R 60mm F2.8
中判デジタル機のHasselBlad 907Xに変換アダプターを使って装着し、スクエアフォーマットにクロップして使用してもケラレの影響もほぼ感じずにいい感じに使える。
Hasselblad 907X・Macro Elmarit R 60mm F2.8
Hasselblad907Xに装着しても、いい感じの色が出てくれる。
ライカのデジタル機に装着するとどんな色が出るんでしょうね^^
Hasselblad 907X・Macro Elmarit R 60mm F2.8
手持ちだとこれくらい近づいて撮るのが限界かな、これ以上だと手ブレが気になってくる。
ハーフマクロというのも、手持ちを考えると十分なのかもしれない。
ライカのマクロエルマリート R60mm F2.8のまとめ
ライカのマクロエルマリートR60mmF2.8について、レビューと作例を紹介してきました。
ライカというと標準レンズや広角レンズのイメージが強い傾向にありますが、マクロレンズもすごいいい写りをしてくれると思います。私が所有しているコシナのマクロプラナー50mm F2と比較しても、優劣は付けられないのだが背景のボケ方が自然な感じがする。
できればライカのM型デジタル機かライカのミラーレス機などで使ってみたいレンズではあるのだが、すんごく高いカメラだからな~~~^^;