ローライフレックス3.5Fを使ったレビューと作例を紹介!!

今回は私が使用している6x6中判フィルム二眼レフカメラのローライフレックス3.5Fクセノタール75mmF3.5(RolleiFlex 3.5F Xenotar 75mm F3.5)について、使っていて感じることのレビューと作例について紹介していきます。

実はこのローライフレックスというカメラ、私の場合はカメラそのものが好きになっている。
同じ6x6の中判カメラでも、ハッセルブラッドとはまったくことなる魅力を感じているのですよね。

クラシックで優美なデザインと、その操作性に他のカメラとは違う愛着を持ってしまうところかな。
それに対してハッセルブラッドは、いいカメラなんだけどある意味で割り切った撮影の道具という感じがあるのでね、夜な夜な防湿庫から取り出して眺めるようなこともない^^;

ローライフレックス3.5Fを使って感じたことのレビュー

それではローライフレックス3.5Fについて、使って感じたことについて紹介していきます。
まず私の使用しているローライフレックス3.5Fは、シュナイダークロイツナッハのXenotar(クセノタール)というレンズが付いている。

同じ機種ではありますが、カールツァイスのPlanar(プラナー)が付いているモデルもあるので、どちらのレンズが付いたローライフレックス3.5Fを購入するかは多くの人が実に悩むところだと思います。

私はローライフレックス2.8Fのプラナー付きを所持しているので、3.5Fはクセノタール付きを選ぶことにしました。一般的にはクセノタールの方が、シャープで風景向きとは言われますが、私のような素人ではあまりプラナーとクセノタールの描写の違いはわからない感じです^^;

言われて見ればシャープに見えてくるような・・・、という情報による思い込みでそう見えなくもない。それくらいの違いしかないのだろうね( ^ω^)・・・

ローライフレックス3.5F の外観1

ローライフレックスについて、シャッターボタンの感触があまり好きになれないという方がいる。
たしかにローライフレックス2.8シリーズに関しては、シャッターボタンを深く押し込こまないとシャッターが切れないので、その押し込みが深い感覚やそれによってブレそうに感じるところがある。

ところがローライフレックス3.5シリーズに関しては、それほどシャッターボタンを深く押し込まなくてもシャッターが切れてしまう。その結果、敬遠されがちなシャッターボタンの感触やブレそうになることもないのである。

ローライフレックス3.5F の外観2

私の所有しているもは初期タイプなので65年近く前のカメラだけど、セレン露出計も未だに動作している。露出の精度もそこそこ合っているので、体内露出計と比較して撮影しているときもあるかな。

でも多くの個体が経年劣化で露出計は正常に動作していないみたいなので、あまり使用することはオススメできないところです。まあこの手のカメラを愛用しているような人達は、露出計など邪魔くらいにしか思わないようだけどね^^;

ローライフレックス3.5F の外観3

ローライフレックス3.5Fはオートマットなので、フィルム装填や巻き上げも実に簡単です。
その当時の中判カメラやローライコードと比較しても、フィルム装填時に矢印に合わしたり、フィルム巻き上げ時にコマ数を意識して巻き上げるなどのひと手間が必要だけど、オートマット方式のローライフレックス3.5Fはフィルムを装填して巻き上げて、勝手に定位置で止まってくれるので実に使い勝手がいいのですよね。

ローライフレックス3.5F の外観4

後ろから見ても、ホントいい感じのデザインです。
このカメラを使っていると、首から下げている感じがすごくいいんだよね。

ローライフレックス3.5F の外観5

私の所有しているのは初期型のTYPE1というモデル。
TYPE1はライトバリュー方式という仕組みで、シャッタースピードか絞り値のどちらかを変更すると、連動してシャッタースピードか絞り値が変わる作りとなっています。ハッセルブラッドのCタイプレンズと同じような仕組みですよね。

ライトバリュー方式は使い勝手が悪いと敬遠されがちなのですが、ハッセルブラッドのCタイプレンズをよく使う私としては、そこまで面倒には感じないかな。連動されなく絞り値を変更したい場合は、絞りダイヤルの横に付いているボタン(上の写真では、右側のダイヤルの横にある出っ張り部分)を押しながら、変更すると連動しません。

ローライフレックス3.5Fと2.8Fどっちがいい?

ローライフレックス3.5Fと2.8Fどっちがいいのか?
これって装着されているレンズのプラナー派やクセノタール派と同じように、一部では常に議論されている終わらないテーマですよね。

不用意なことを言えば、ローライフレックス愛好家たちやから怒られてしまうかもしれない^^;
使用する用途と好みの問題なんだと思うけど・・・

私はローライフレックス2.8Fとローライフレックス3.5Fの両方を使用しているけど、風景的に撮影したい場合には少しでも画角の広いローライフレックス3.5Fを使用している。
私の場合は風景が多いので、3.5Fの方が稼働率は高いかな。

ローライフレックス2.8Fと3.5F左:ローライフレックス2.8Fプラナー 右:ローライフレックス3.5Fクセノタール

5mmの焦点距離の違いだけど、結構ファインダーを覗いてみると違いを感じるんですよね。

カメラとしての見た目や普段使いの撮影、ボカすなどのことを考えるとローライフレックス2.8Fの方がいいんだけどね。なのでホントにどちらがいいと言うよりは、用途によって使い分けるような感じに考えた方がいいと思います。

ちなみに75mmに関しては、ローライフレックスTなどの廉価モデルやローライコードなどもあるので、そちらを安く入手して75mmの画角は補うのもお財布的にいいかもしれません。
75mmのプラナーやクセノタールが使いたいとなると、3.5Eや3.5Fを使うことになるんだけどね。

ローライフレックス3.5Fの作例

ローライフレックス3.5Fクセノタール75mm F3.5で撮影した作例です。
これからも随時追加していきますので、期間を開けて閲覧して頂ければと思います。

作例1Rolleiflex3.5F・Xenotar 75mm F3.5・FUJI ACROS II

作例2Rolleiflex3.5F・Xenotar 75mm F3.5・ILFORD DELTA 100

作例3Rolleiflex3.5F・Xenotar 75mm F3.5・ILFORD FP4 PLUS

 

ローライフレックス3.5Fのまとめ

ローライフレックス3.5Fのレビューと作例について紹介してきました。
ライカと共にドイツ製カメラの代表とも言えるカメラですが、また違った魅力があるカメラなのでクラシックカメラやフィルムカメラに興味がある方は一度は使っていただきたいカメラだと思います。

これからローライフレックスを使用してみようかなと考えている方は、ローライフレックスについて紹介している動画も見ているといいかもしれません。

ちなみに私のローライフレックス3.5Fは購入した時にいろいろとあったので、下記の記事も人の不幸を楽しんで読んで頂ければと思いますw

ローライフレックス3.5Fを購入した時のハプニング

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