今回は私が使用している、ハッセルブラッドXシステムの標準レンズ「XCD45mm F/4 P」レンズについて、使っていて感じる感想や作例について紹介していきます。
ちなみに私自身使い始めてから偶然知ったことですが、ハッセルブラッドXシステムのレンズってカールツァイスレンズではないんですね。Vシステムと同じようにカールツァイスがレンズを供給しているのだと思っていたけど、実は日本の光学メーカーの「日東光学」という長野県の企業がレンズを供給しているみたいです。
日東光学のサイトを見てみると、人工衛星などに使用する光学レンズを供給するなど、知る人ぞ知る隠れた日本のすごい企業のようですね。
日東光学の公式サイトはコチラ
nittohブランドサイトはコチラ
HasselBlad907Xに装着するとこんな感じ!!
このボディにマッチするようにデザインされたんじゃないかと思うくらいにシックリくる!!
丸っこい感じでカワイイ感じ・・・
ニコンF2やニコンFM3AにNIKKOR 45mm 2.8Pパンケーキレンズを装着したのと通ずるものを感じる。
実はもう一本XCD45mmにはF3.5と少し明るいレンズがラインナップされています。
レンズを購入する際にどちらを購入するか悩んだのですが、結局デザインが合うXCD45mm F/4 Pを選んだ感じです。
前玉はこんな感じで小さい。
写真では分かりにくいけど、前面のレンズが凹型になっていて珍しい感じです。
たしかライカレンズの新しいズマリットも前面のレンズが凹型になっていたと思う。
もちろん店頭で見る限りだけど^^;
意外なのはこのレンズ、純正でレンズフードが用意されていないことです。
オプションでもレンズフードがないという・・・
13万円弱ほどするレンズですが、HasselBlad的にはもしかして撒餌レンズ扱いなのかΣ(Д゚;/)/…エエ!?
かなり耐逆光性能は強いようですがね、レンズを保護するためにもフードは欲しいところですよね。
ちなみにボディが関係するけど、AF性能は圧倒的に日本のカメラメーカーの方が優秀ですね^^;
正直よっぼどHasselBlad好きじゃない限り、総合的な性能面やレンズ価格などを考えるとフジの中判デジタルなどの方がいいかも・・・・
私の場合はHasselBlad好きとデザイン重視で、HasselBladの中判デジタルを使っているけどね。
ああっ、XCD30mm欲しいけど高くて買えない(ノω・、)クスン…
HasselBlad XCD45mmF4Pレンズの作例
ハッセルブラッドのXCD45mmF4Pレンズで撮影した作例です。
これからも随時追加していきますので、期間を開けて閲覧して頂ければと思います。
手持ち撮影でもしっかりと細部を描写し、落ち着いた綺麗な発色をしてくれているかな。
Vシステムのレンズでも同じように感じるところですが、HasselBladに使われるレンズは優等生なレンズだと個人的には思っています。
正直なところCFVII 50Cの解像性能をしっかりと引き出すには、HasselBlad 500シリーズのボディに装着して使っていて難しいと感じでいました。
その原因としては、HasselBlad 500などのボディのミラーショックによる、僅かなブレが解像度に影響しているからです。影響を受けないようにするにはミラーアップするしかないので、必ず三脚が必要になってやっぱり使いがってが悪くなってしまう・・・
それを考えるとHasselBald907XとXCD45mm F/4 Pレンズを使うことで、手持ち撮影でもそれ以上の解像性能を得ることができるところは良いところですね。
モノクロームを前提とした撮影でも、納得の描写をしてくれています。
三脚を立てて、精密に撮影したらどれくらい細部まで描写してくれるのか試してみたいところです。
現在はひたすら手持ち撮影でばかり使っているけどね^^;
でももう少し明るい開放値だったらね~~、ボケとかも試したいところなんだけど^^
まあ開放値F4って、Vシステムのレンズも同じようなものか・・・
45mmレンズって画角的には準広角レンズになるので、やっぱり手持ちで撮影するのに楽ですね。
レンズも小型なので、手持ちを前提に設計しているのかもしれませんね^^
もちろんHasselBald907Xがスナップ撮影に向くとは言えないところですが、HasselBald X1D II 50CにXCD45mm F/4 Pレンズを装着するときっと快適に撮影できるんだろなと想像してしまいます。
HasselBald907XとHasselBald X1D II 50Cは同じレンズマウントなんでね。
記事に公開している写真は、画像サイズを縮小しているので確認できないのですが、恐ろしいぐらいに細かいところまで再現している。
907XにCFVii 50Cを装着して手持ちで撮影したが、観覧車に使用されているボルトまで拡大するとハッキリと描画さているて確認できてしまうのである。
カメラ自体の解像量なのか、それとも人工衛星用のレンズを供給する日東光学の光学性能が優れているのか・・・
準広角ってこういう景色でも、十分使える使いやすいレンズだな。
考え方次第では、このレンズ1本だけで十分じゃないかと思えてしまう時もある。
Hasselblad 500C/Mで80mmレンズしかほとんど使わないという人が多いように、それを意識してXCD45mmF4Pレンズはこの画角になっているのかな。