今回は奈良県桜井市の安倍文殊院に、桜井駅から徒歩で向かって写真撮影をしてきました。
安倍文殊院は大化元年(645年)に創建された、安倍氏の氏寺です。
平安時代の陰陽師である、安倍晴明が陰陽道の修行をした場所とも言われている場所です。
暗殺された安倍晋三元首相も安倍氏の末裔だったのかな。
今回は近鉄大阪線の桜井駅を下車して、そこから徒歩で安倍文殊院に向かうことにしました。
JR桜井駅も近鉄桜井駅と同じ場所なので、基本的には安倍文殊院に向かうルートは同じになるかと思います。
徒歩で向かう場合は、駅から南の向かうメインの道をひたすら進んでいき、奈良県立情報商業高等学校のグランドが見える場所を右折していけば安倍文殊院に到着します。
徒歩ですと15~20分くらいかかる道のりとなるので、真夏でないかぎりは比較的に楽に徒歩でいける距離ではないでしょうか。
Hasselblad 907XにNOKTON classic 35mm F1.4 II SC VMを装着
今回使用したカメラは、中判デジタルのHasselblad 907X。
クロップ機能を利用して画像サイズをフルサイズにあたる35mmに設定し、変換アダプターを使用して楽しむことにしました。
使用したレンズは2本。
一つはライカMマウントの標準レンズである、沈ズミとも言われる沈胴ズミクロン50mm F2。
もう65年以上前の古いレンズを、中判デジタルに付けて楽しむ感じです。
もう一本は比較的新しいコシナのMマウントレンズで、NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VMを使用することにしました。ライカの滲み玉として、今ではとてつもなく高価に取引されているズミルックス35mm F1.4のオマージュレンズという感じのレンズ。
安倍文殊院に徒歩で向かって撮影してきた
桜井駅から徒歩で安倍文殊院に向かって到着。
日差しはキツくない日なのだが、午前中に雨が降っていた影響ですごい湿度で汗だく状態^^;
駐車場も完備されているので、春秋などのシーズン以外は車で行くのもありかもしれないですね。
Hasselblad 907X・NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM
早速池の真ん中に建つ金閣浮御堂を撮影。
ネットなどが張られているので、なかなか撮影向けの場所を見つけるが難しい・・・
Hasselblad 907X・Summicron 50mm f2(沈胴)
午前中に雨が降ったので、いい感じに石の質感が出てくれている。
Hasselblad 907X・Summicron 50mm f2(沈胴)
沈胴式ズミクロンは65年以上前の古いレンズだけど、直射日光が当たっていない場所で撮影するとホントいい感じの写真になってくれる。
発色も渋めなんだけどね、昔のレンズならではの軟調気味の落ち着いた感じの描写。
ピントを合わせた部分は、拡大してもビックリなくらい解像しているのがいいですね。
Hasselblad 907X・Summicron 50mm f2(沈胴)
飛鳥時代に造立された東古墳。
現在は石室の中には、石仏が安置されている。
Hasselblad 907X・NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM
平安時代の陰陽師である安倍晴明を祀っている晴明堂。
滲み玉として設計されたNOKTON classic 35mm F1.4 II SC VMを使ってみたけど、2段ほど絞ると現代のレンズと変わらないシャープな写りをするね。
開放はなるべく避けるようにしているので、このレンズの特徴を活かしきれていないんですよね。
Hasselblad 907X・Summicron 50mm f2(沈胴)
正面にあるのは如意宝珠。
陰陽師はこういうのを使っていたんだろね。
私の中での陰陽師は、岡野玲子の陰陽師の安倍晴明か、野村萬斎の安倍晴明のイメージが強過ぎるんだよね。
Hasselblad 907X・NOKTON classic 35mm F1.4 II SC VM
う~~~ん、絞るとシャープだね^^
Nokton 35mmを使う場合は、絞っちゃだめ縛りをしないといけない。
Hasselblad 907X・Summicron 50mm f2(沈胴)
飛鳥時代に造立された西古墳。
こちらの古墳は中に入ることができ、中に入るとヒンヤリした感じで凄く涼しい。
Hasselblad 907X・Summicron 50mm f2(沈胴)
最近絵馬を撮る頻度が増えてるな。
Hasselblad 907X・Summicron 50mm f2(沈胴)
本堂の前に咲いていた花。
仏桑花という花かな?ハイビスカスにも見えてくるけど・・・違いがわからない^^;
その後も安倍文殊院の本堂と金閣浮御堂を見て回ってから、別の場所に向かうことにしました。