今回は奈良県生駒市の生駒聖天の真言律宗宝山寺に写真を撮りに行ってきました。
生駒山と言うと以前に大阪側の石切さん(石切剣箭神社)に行ったきりで、それ以降(もう2年弱あまり)はしばらく行っていなかったので、今回は奈良県側にある宝山寺に行くことにしました。
宝山寺は奈良側の生駒山の中腹にある。
交通の経路としては、近鉄奈良線「生駒駅」から生駒ケーブル「鳥居前」に乗り換えて、ケーブルカーで山を登っていく。一駅だけなので、徒歩でも行けるのだがケーブルカーも楽しめるので、ケーブルカーを利用するのをオススメします。
使用したカメラは、6×7判中判レンジファインダーカメラのマミヤ7II。
とても軽量な中判カメラなので、夏場の暑い時期の撮影や山を登り際には重宝するカメラ。
写りに関しても、ミラーがない分ペンタックス67のレンズよりも優れているように思う。
使用したレンズは、超広角レンズのN 43mm F4.5Lと標準レンズのN 80mm F4L。
ボディと一緒で軽量化に重きを置かれているのか、開放値は若干暗めのレンズ。
もう一台は高級コンパクトカメラのミノルタTC-1。
コンパクトカメラの中でも、特に小型のカメラだが写りに関しては抜群の描写をしてくれる。
CONTAX T3は30万円越えの恐ろしい価格で取引されているが、こちらのカメラはそこまで異常な高騰(それでも10万前後するらしいけど)はしていない。しかし写りに関してはミノルタTC-1の方が優れているのはなぜなんだろう。
生駒聖天の宝山寺で写真撮影
宝山寺に向かうには、近鉄奈良線生駒駅から生駒ケーブルに乗り換えて向かう。
ケーブルを乗るために鳥居前駅に到着すると、名物?のケーブルカーを模した記念撮影用の看板が設置されたいた。
Minolta TC-1・G-ROKKOR 28mm F3.5・New Seagull 100
左が猫の「ミケ」と、右が犬の「ブル」。
なぜかミケの方がハジけて見えるのは気のせいか・・・
Minolta TC-1・G-ROKKOR 28mm F3.5・New Seagull 100
駅でケーブルカーを待っていると降りて来たのはミケ。
真夏なんで暑いけどね、ゆっくりしたいい風景だな~~
Minolta TC-1・G-ROKKOR 28mm F3.5・New Seagull 100
ハジけた感じに感じたのは、これが理由かw
ちなみにケーブルカーで山の上の方まで登っていくと、昔懐かしい形式の生駒山上遊園地がある。
Minolta TC-1・G-ROKKOR 28mm F3.5・New Seagull 100
ケーブルカーを乗って1駅目の宝山寺駅で下車。
駅の周辺は、少し昭和の雰囲気を残した町並みが残っている。
Minolta TC-1・G-ROKKOR 28mm F3.5・New Seagull 100
しばらく山を登る道を歩いていると、宝山寺の参道が見えてきた。
撮影に行った時期は、8月上旬の真夏の一番暑い時期だったので、観光客は比較的少ない。
Mamiya7II・N 80mm F4L・ILFORD FP4 PLUS
ところが少し標高が高い位置にあるのと、木々が多いためか比較的涼しい。
Mamiya7II・N 80mm F4L・ILFORD FP4 PLUS
お寺だが鳥居が建っている神仏習合の寺院みたいである。
明治期に廃仏毀釈によって、神社と寺院が混在しているところでは、お寺が壊されていた時期もあったので、このように大々的寺社が混在してところは比較的珍しい。
大抵は近所に寺と神社が分けられる形で、存続したところが多いんですけどね。
Mamiya7II・N 80mm F4L・ILFORD FP4 PLUS
更に進んでいくと宝山寺の山門が見えてきた。
垂れ幕の紋を見るとなかなか興味深いものを感じる。五芒星と逆五芒星が重なっているような形をしているように思える。
Mamiya7II・N 80mm F4L・ILFORD FP4 PLUS
山の中腹の平な場所が少ない場所に立っているためか、境内の施設は思った以上に密な感じに建てられている。よく見ると岩肌の見えた山の崖にも、お寺の施設がある。
Minolta TC-1・G-ROKKOR 28mm F3.5・New Seagull 100
あまり引きができない場所だったので、28mmレンズが付いたミノルタTC-1を持ってきて助かった。
Mamiya7II・N 43mm F4.5L・ILFORD FP4 PLUS
考えてみると、こういう山の上の方にあるお寺とかは修繕するのも大変だろうな。
Minolta TC-1・G-ROKKOR 28mm F3.5・New Seagull 100
山を登り奥の方へ進んでいく。
徐々にお地蔵さんなどが、ずらっと並んでいるところにきた。
Mamiya7II・N 43mm F4.5L・ILFORD FP4 PLUS
ひらすら上のほうまで、階段の左右にお地蔵さんが並んでいる。
一体何体のお地蔵さんがあるのだろうか。
Mamiya7II・N 43mm F4.5L・ILFORD FP4 PLUS
苔むした帽子を被っているお地蔵さん。
ホント帽子みたいな感じに成長したコケだが、定期的に整えられているのだろうか。
Minolta TC-1・G-ROKKOR 28mm F3.5・New Seagull 100
奥まで進んでいくと、奥の院があるところまできた。
ここからは周辺を見渡せる場所もある。
周辺を見て回ってから、下山することにした。
Minolta TC-1・G-ROKKOR 28mm F3.5・New Seagull 100
帰りのケーブルカーはブル。
タイミングに恵まれたのか、両方のケーブルカーを乗ることができて良かった。