最近になって日本の歴史の原点を知るために、古事記や日本書紀などの記紀を読むだしている今日この頃です。もちろん現代語訳されたものでしか読めない私ですが、日本の神話や日本人のルーツとなる話にふれ、日本各地に残る歴史的な場所や寺社仏閣を巡ってみることにしました。
はじめに、奈良県天理市の石上神宮に行ってみることにしました。
いきなりなんで石上神宮なの?
そう思った方もいるかもしれません!!
だって比較的近いだもん・・・・というグダグダな理由ではある^^;
三輪山の大神神社なども考えたんですけどね。
何度も行ったことがあるので、一度も行っていないところを選んだのも理由の一つです。
石上神宮に参拝
石上神宮へ行くためには、奈良県天理市に向かいました。
天理市というと、高校野球で有名な天理高校や天理教をイメージされる方も多いと思います。
近鉄天理駅を降り、駅正面の商店街を歩いて石上神宮へ向かいことにしました。
駅からは徒歩で20分ぐらいの距離があるようで、ゆっくりと回りを見物しながら進んでいくのですが・・・
やはり商店街で時折、法被をきた信者たちを何回も見かけるので、天理教の信者の多い街であるんだな~~とはじめて知りました。
途中で商店街から抜けて、何となくの感覚で石上神宮へ向かうのですが、ちょっと途中で迷ってしまい少しばかり到着するのに時間が掛かってしまいました。
Hasselblad SWC ビオゴンC38mm・ILFORD HP5+
石上神宮に到着すると、境内には鶏が自由に歩きまわっているのが目に入りました。
それも10羽以上もいるのです。
人に慣れているので、鶏の方から足元に近づいてくるぐらいの距離まできます。
餌箱もしっかり設置されていて、飼料が入っているのでノビノビしながら生活しているだろな~~と思うところです。
境内を奥に進んでいき、楼門が見えてくると・・・・
Hasselblad SWC ビオゴンC38mm・ILFORD HP5+
な・な・なんと、本殿は改修工事中となっている!!
シマッタ!!
まさか改修中だったなんて・・・
今までもお城や寺社へ行くと改修中というのが、何度もあったのですが今回もそのパターンです。
※京都の清水寺などはいく度に改修工事をしているので、年がら年中改修工事をしているのではと思ってしまいますが^^;
団体で参拝されている方達もおり、ガイドをする人の話に耳を傾けると、物部氏にまつわる話や、神武東征の際に長髄彦(ながすねひこ)に一度破れてからの布都御魂剣(ふつみたまのつるぎ)を授かる話まで紹介していました。
いろいろ考えさせられるのは、高千穂に天孫降臨して瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の子孫である神倭伊波礼毘古命(カムヤマトイワレビコ:後の神武天皇)と、河内国に降臨した邇芸速日命(ニギハヤヒノミコト)を信奉する勢力が衝突することです。
同じ天津神の流れをくみながらも、別の地で天孫降臨し、そして相対し恭順するというのはどういう事なのだろうか・・・
出雲の国譲りと共通する点があるのも気になるところです。
須佐之男命(スサノオノミコト)の六世の孫にあたる大国主神(オオクニヌシ)が国譲りをする神話と、布都御魂剣を授かる話、どちらにも建御雷神(タケミカヅチ)が関係しているのも意味があるのかな?
神武王朝以前に、大和の地に物部氏などの別王朝があったということなのだろうか?
研究者ではないのでよくわかりませんが、古事記や日本書紀を読むといろいろと考えさせられますね^^
Hasselblad SWC ビオゴンC38mm・ILFORD HP5+
本殿以外の摂社もぐるりと参拝!!
心を洗い清められた感じがしました。
実に歴史の深い、神社であることを感じます。
本殿は改修工事中で見ることができなく残念でしたが、機会を改めて再度参拝したいと思います。
HASSELBLAD(ハッセルブラッド)SWCが気になる方はコチラも↓↓
今回撮影に使用した機材
ボディ:Hasselblad(ハッセルブラッド)SWC ビオゴン38mm F4.5
フィルム:ILFORD(イルフォード)HP5
スキャナー:エプソンGT-X980
関連のオススメ書籍