今回は京都市伏見区の世界文化遺産にも指定されている醍醐寺(真言宗醍醐派)の桜を撮影しに行ってきました。私自身初めて行くお寺ですが、豊臣秀吉による「醍醐の花見」が行われた地としても知られるくらいに、醍醐寺の桜は一度は見ておきたい見どころの名所のようですね。
京都市営地下鉄東西線「醍醐駅」から徒歩で向かうことにしました。
鉄道を使った交通の関係上、大阪から向かう場合は大回りしていく感じになるので、ちょっとだけ不便かな^^;
観光客向けに駅から直通のバスも出ていましたが、地図を見る限りは大した距離ではなかったので徒歩で向かいましたが、大体15分もあれば到着できる距離です。
今回使用したカメラの1台目は、二眼レフのローライフレックス2.8Dクセノタール付き。
モノクロームがまだまだ主流の時代に設計されたカメラとレンズなので、カラーフィルムで撮影した時の発色は昭和感を感じるような色合いになるカメラです。
今回はモノクロフィルムを使って、シュナイダー・クロイツナッハのレンズを楽しみたいと思います。
もう一台はポケットに忍ばせた?高級コンパクトカメラのミノルタTC-1。
ほんとこの小さいボディとレンズながら、驚くくらいすごい写りをしてくれるカメラと思っています。
個人的には今や中古市場で滅茶苦茶高い値段で取引されている、コンタックスT3よりもカメラとレンズの両方の面で優れているカメラと感じています。
醍醐寺で使用する目的で持っていったわけではなかったマニュアル一眼レフのニコンFM3A。
想定していたよりも醍醐寺の規模がかなり大きかったので、他のフィルムカメラに装填しているフィルムを使い切った時点で使用することにしました。
・・・
というか、別の目的地に行けないぐらい醍醐寺は見て回るところが多いです。
こちらは桜をカラーで撮影するために持っていったHasselBlad 907X。
装着しているレンズは、準広角レンズのXCD45mmF4Pレンズ。
相変わらずフードを使ってないぐらいに、異常耐性というべき逆光耐性のレンズです。
醍醐寺の桜を楽しみながら撮影
醍醐寺に到着。
平日だった為か、それともソメイヨシノには少し早い為か、想像していたよりは観光客で混雑していなかったのでホッと一息。
人が多いとね、やっぱり撮影しにくいからね。
Minolta TC-1・G-ROKKOR 28mm F3.5・Kentmere PAN 100
咲いているのは枝垂桜。
その3日後くらいに、ソメイヨシノが一斉に咲き出したんだけどね^^;
Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・ILFORD FP4 PLUS 125
ローライフレックス2.8Dのクセノタールって、やっぱりモノクロで使うのがいいな。
カラー撮影だと昭和なカラーになってしまうけど、モノクロ撮影だとほんとピントが合った部分はメリハリがあって全体的に綺麗なグレートーン。
Hasselblad 907X・XCD45mmF4P・CFVII 50C
枝垂桜が多い印象の醍醐寺ですが、ホント立派な桜が沢山咲いていました。
メインとなる参道では両端に沿って桜が植えられているので、満開時には桜のトンネルのようになります。
私が行った時期は少しだけ満開には早かったかな残念。
Hasselblad 907X・XCD45mmF4P・CFVII 50C
特別名勝となっている三宝院庭園。
丸が印象的だった。
Minolta TC-1・G-ROKKOR 28mm F3.5・Kentmere PAN 100
豊臣秀吉が「醍醐の花見」を模しているのかな。
ひと際立派な桜がある場所に花見用の会場が整えられている。
なんかイベントでもするんかな、夜桜とか綺麗そう。
良く見ると地面にライトが置いてるやんw
Minolta TC-1・G-ROKKOR 28mm F3.5・Kentmere PAN 100
三宝院の裏側に回ってみた。
正面とは全然雰囲気が違う感じかな。
京都のお寺でも、こういう感じのお寺の建築は私が知る限りでもいくつかあったような気がする。
Rolleiflex2.8D・Xenotar 80mm F2.8・ILFORD FP4 PLUS 125
何年か前に近畿地方に大きな被害を出した台風の影響のようですが、流石にこんなことになるか?
めっちゃ森が壊滅してるやん・・・
Hasselblad 907X・XCD45mmF4P・CFVII 50C
ローアングルから桜を撮影。
背景にちょうどいい感じに五重塔。
なぜローアングルかって?
他に五重塔の前で撮影している人達がいたんでね、写らないようにという理由。
・・・・というか待ち切れずに^^;
Hasselblad 907X・XCD45mmF4P・CFVII 50C
別の角度から、ちょっと何か変な色合いに仕上がったな。
露出を外したのかな、それても光の条件?
Hasselblad 907X・XCD45mmF4P・CFVII 50C
お地蔵さんが沢山ならんでいる。
写真ではわからないが、もっと大量に並べられている。
時々思うのだが、寺社ってこういう同じようなものを大量に並べるような感じがあるな。
パターンとかに拘りがあるんかな。
Minolta TC-1・G-ROKKOR 28mm F3.5・Kentmere PAN 100
モコモコと地面に広がった木の根に、木漏れ日がさして綺麗。
苔むした感じもいいよね。
Hasselblad 907X・XCD45mmF4P・CFVII 50C
上醍醐へ向かう手前の石垣。
さすがに上醍醐へ向かう時間がなかったので折り返すことにしたのだが、それだでもかなり回って見て回る箇所があったので、とても大きいお寺であった。
次に行くときには、上醍醐をメインに回ってみたいと思う。