今回は大阪府富田林市の嶽山の中腹にある龍泉寺に行き、写真を撮ってきました。
嶽山は標高278mの低山ではあるが、山の周辺にイタイゴ古墳・奥の谷古墳群・田中古墳群・嶽山古墳群といった多くの古墳がある。また山の中腹には今回行くことになる龍泉寺という創建年594年という非常に歴史の古いお寺があります。
近鉄長野線「富田林駅」を下車して、そこから金剛バスを使い山の麓まで向かうことになります。
ただし金剛バスが廃止されるようなので、今後の交通に関しては調べてから向かうことをオススメします。
龍泉寺から比較的に近く距離で行ける寺社仏閣として、下記もあるので観光の際には一緒に巡ってみるのもオススメです。
今回使用したカメラは、中判ミラーレス機のHasselblad907X。
今回は純正レンズに合わせて、変換アダプターを使用して他レンズも使うことにしました。
使用したレンズの1本目は、純正レンズのXCD 45mm F/4 P。
広角レンズのXCD 28mm F4/ Pを注文したが、未だに取りよせ状態で入荷する気配もない。来年のいつ頃になるのだろうか・・・、まだまだXCD 45mm F/4 Pの1本でいくしかない状態である^^;
2本目はHasselblad VシステムのPlanar CF100mm F3.5を、変換アダプターを使用して使うことにした。望遠系に関しては、Vシステムのレンズを代用してもイメージサークル的に十分使用できる。
ただし広角系に関しては、Vシステムのレンズでは40mmまでしかないので、XCD 45mm F/4 Pとそれほど画角的な違いがないのである。早くXCD 28mm F4/ Pが入ってこないかな~~~。
3本目はLeica Mマウントレンズの広角レンズElmarit 28mm F2.8 第2世代。
Hasselblad 907Xのクロップ機能を利用して、フルサイズ機としてElmarit 28mm F2.8で広角域を撮影することにした。
龍泉寺で写真撮影
バス停「龍泉」から嶽山を登っていくことにした。
嶽山の山頂には、かつて南北朝時代に楠木正成が築城した龍泉寺城の跡が残っている。
Hasselblad 907X・XCD45mmF4P
奥に見える山は、大阪府最高峰の金剛山(標高1125m)。
少し見切れてはいるが左手には自然のツツジ園で有名な大和葛城山(標高959.2m)が見える。
大阪でも非常に山深い地域で、役行者として有名な役小角が山岳修行した地域でもある。
Hasselblad 907X・XCD45mmF4P
龍泉寺の参道。
入山料は大人 300円、小人 150円、団体(10名以上)200円。
この地域の寺院は、京都の観光で行くような寺院に比べてリーズナブルな価格である。
Hasselblad 907X・Elmarit 28mm F2.8 第2世代
最盛期には大小25の塔頭(たっちゅう)がが立ち並ぶ大寺院であった。
現在もお寺の面積は大きいが、静かなお寺である。
Hasselblad 907X・XCD45mmF4P
重要文化財に指定されている仁王門。
門の左右には、大阪府指定有形文化財の金剛力士が立っている。
Hasselblad 907X・Elmarit 28mm F2.8 第2世代
龍泉寺の本堂。
今回は写真をアップしていないが、大日堂などの建築も境内には建っている。
Hasselblad 907X・Elmarit 28mm F2.8 第2世代
国指定名勝の龍泉寺庭園。
池泉回遊式庭園の浄土式庭園となっており、南北朝時代以前の影響を伝える造りとなっている。
池の中央には、3つの小島がある造りとなっている。
Hasselblad 907X・XCD45mmF4P
庭園の正面には鳥居が立っている。
神仏習合時代の名残りなのかな?
Hasselblad 907X・Planar CF100mm F3.5
池の中央へと渡る石橋。
現在は金銭的な問題で整備が難しいためか、渡れないようになっている。
反日団体に公金をチューチューさせるのを廃止し、こういう歴史的な場所の補修費用にまわして欲しいものである。
Hasselblad 907X・Planar CF100mm F3.5
今度は大判カメラを持って撮影しに来たいところである。
人が少ないのでね、三脚立てて大判カメラで撮影もいいかな?
Hasselblad 907X・Elmarit 28mm F2.8 第2世代
島の一つ。
各島には社が建っている。
Hasselblad 907X・Planar CF100mm F3.5
100mmレンズなので、Hasselblad 907Xで正方形で使うと93mmくらいの画角となる。
特に80mm以上の焦点距離のレンズは、望遠レンズとして活用できるので、Hasselblad Vシステムのレンズも十分活用できる。
問題なのはローリングシャッター現象の影響があるので、動かないようにしっかりと固定して撮影することぐらいである。
Hasselblad 907X・Elmarit 28mm F2.8 第2世代
境内の北側には、神仏分離によって牛頭天王(ごずてんのう)を祀る鎮守社が龍泉寺より独立し、式内社である咸古神社(こんくじんじゃ)。現在は神八井耳命(かんやいみみのみこと)を主祭神とし、天太玉命(あまのふとだまのみこと)を合せ祀っている。
龍泉寺を一通り見て回ってから、下山することにした。
次に行くときには、大判カメラを持ってしっかりと撮影したいところである。