奈良県天理市の黒塚古墳に遺跡のある公園の風景を撮影してきた

今回は奈良県天理市の黒塚古墳に行ってきました。
黒塚古墳は現在は柳本公園と隣合わせになっている、遺跡と公園が一緒になった風景を見れる場所となっています。

黒塚古墳は全長約130メートルの前方後円墳で、造営時期を3世紀後半頃と推定されています。またこの古墳からは貴重な出土品が発掘されており、三角縁神獣鏡が33面と、それよりも少し古い画文帯神獣鏡1面が、副葬当時に近い状態で発見されているようです。

最寄りの駅はJR桜井線の柳本駅から、徒歩で5分ほどの距離にあります。
とにかく桜井線の電車の本数が少ないため、駅で待つ時間が非常に長くなるため、電車の時間帯と乗り継ぎタイミングなどは調べておくといいかもしれませんね。

天理市立黒塚古墳展示館

黒塚古墳の隣の公園内には、天理市立黒塚古墳展示館という施設もあり無料で自由に見学できます。
黒塚古墳で発掘されたものから、その当時のことなどが紹介されています。

再現したレプリカ

館内で再現された発掘当時の古墳内の状態。
私には違うものに見えてしまうのは、気のせいだろうか・・・病んでるな^^;

Hasselblad500C/MにDistagon CF40mm

今回使用したカメラは、6X6判中判フィルムカメラのハッセルブラッド500C/Mを使用しました。
なんだかんだいろいろなカメラに手を出してきたけど、結局私の場合は一番ハッセルブラッドがしっくりくるんだよね。その次はローライフレックスかなと考えると、スクエアフォーマットが肌に合っているんだということか!!

使用したレンズは、超広角レンズのディスタゴンCF40mm F4。
レンズ交換式タイプのレンズとしては、魚眼を除けば一番画角の広いレンズ。HasselBlad SWCのビオゴン38mmに比べれば明らかに描写力は劣るけど、その分じっくりとファインダーを覗いて構図確認になどができるところがいいところです。

もう一本は標準画角のレンズとなる、プラナーCF100mm F3.5レンズ。
ハッセルブラッドというと標準レンズとして80mmや120mmを使用する方が多いせいか、マイナーな扱いになりがちなレンズですが、解像力に関してはすごいレンズですね。
80mmの画角が広く感じる方には、35mm換算で55mm相当になる標準レンズの画角に近いプラナーCF100mmの方がいいかもしれませんね。

黒塚古墳と公園の風景を撮影

JR桜井線の柳本駅から歩いて、黒塚古墳の周辺に到着。
池のほとりから三脚とカメラの準備をセット。途中手を滑らしてフィルムマガジンを落下させて、少し気分が沈んでしまうのだが^^;

黒塚古墳の風景1Hasselblad 500C/M・Distagon CF40mm F4・ILFORD HP5 PLUS

ディスタゴン40mmとフィルムの組み合わせで撮影するのは久しぶり。
やっぱり三脚立てて、じっくりとファインダーを覗いて構図を確認して撮影するのもいいね。

黒塚古墳の風景2Hasselblad 500C/M・Planar CF100mm F3.5・ILFORD HP5 PLUS

プラナー100mmは解像度に定評があるレンズなので2段程絞って撮影したけどね、もうちょっと背景をボカす方が良かったかな?

黒塚古墳の風景3Hasselblad 500C/M・Distagon CF40mm F4・ILFORD HP5 PLUS

このコンモリ感!!
公園なので草木もシッカリと刈られているので、ほんとにキレイな感じの古墳である。

黒塚古墳の上からの風景Hasselblad 500C/M・Distagon CF40mm F4・ILFORD HP5 PLUS

古墳の上からの風景。
奥の方は霧が出ていて、建物などもある程度見えにくくなり、ちょうどいい雰囲気が出ている。
方角的には三輪の方かな。

切株Hasselblad 500C/M・Planar CF100mm F3.5・ILFORD HP5 PLUS

こういうものを撮影する場合、ボカすべきなのか、絞って全体的にシャープに見せるべきなのか迷ってしまう。今回は絞ってみたけど、結果的にどちらのほうが良かったのか・・・

黒塚古墳の風景4Hasselblad 500C/M・Distagon CF40mm F4・ILFORD HP5 PLUS

ちょっと手前の手すりが邪魔だなと思いつつも、古墳全体を撮影。
これだけを見ると円墳に見えるけど、前方後円墳なんですよね。ほらGooglemapで見るとね、前方後円墳になっているでしょ・・・^^;

その後、隣にある天理市立黒塚古墳展示館に向かい、施設内を見学することにしました。

おすすめの記事