今回は大判カメラを使って6x17で大阪府河内長野市の寺ヶ池をパノラマ撮影してきました。
寺ヶ池に行くのはこの1か月の期間内で行くのは2回目で、前回見て回った感じからもパノラマ撮影に適した風景と思い、再度カメラを持って撮影に行くことにしました。
経路に関しては同じような紹介になってしまうが、最寄り駅は南海高野線「河内長野駅」を下車します。寺ヶ池近くへ向かうバスはあると思うのだが、前回と同じように駅から25分かけて徒歩で向かうことにしました。
今回使用したカメラは、大判フィールドカメラの最高峰と言われるリンホフ。
その中でも超広角レンズが使えるようになったモデルのリンホフマスターテヒニカ2000。
本来は4x5判のフィルムを使って撮影するところだが、今回は6x17のフィルムフォルダを使ってパノラマ撮影をすることにしました。
装着しているレンズは、シュナイダーの広角レンズであるスーパーアンギュロン 90mm F5.6 MC。
スーパーアンギュロンと聞くと昔のライカにも供給していた超広角レンズを思い出すが、そのイメージとは全く異なる見た目の大判レンズ。
もう一台はバルナック型ライカのライカIIIF。
大判カメラはカメラバッグに入れて移動となるので、その間の移動時使用することにしました。
装着しているレンズは、ズマロン35mm F3.5の後期型。
モノクローム撮影では非常に美しい階調を再現してくれるレンズ。著名な写真家にもその階調再現に高い評価がある、一部の人には人気のあるレンズ。
クモリやすいレンズなので、防湿庫の肥やしにしている間にクモってしまうことが多いレンズ。
寺ヶ池をパノラマ撮影
寺ヶ池公園に到着。
7月にもなるとさすがに暑くて、大判カメラを背負っているのもあって到着した時にはバテている。
Leica IIIF・Summaron 35mm F3.5 L 後期・New Seagull 100
一先ず移動時用に持ってきたバルナック型ライカで撮影しながら、公園内を歩いて撮影場所まで向かうことにした。
Leica IIIF・Summaron 35mm F3.5 L 後期・New Seagull 100
前回来た時には歩かなかった場所があったので、わざわざ遠回りしながら歩いていく。
Leica IIIF・Summaron 35mm F3.5 L 後期・New Seagull 100
紫陽花もそろそろクタ~~~ってなってきている。
木々が茂っている場所の日陰に生えていたので、木漏れ日で紫陽花が照らされていて綺麗に感じる。
Linhof Master Technika 2000・Super Angulon 90mm F5.6 MC・ILFORD FP4 PLUS
そして目的の撮影場所の1つに到着。
ところが一枚目の撮影で、レンズの絞りを開けっ放しにしていたのでいきなり感光させて失敗。
ちなみに6x17で撮影すると、1コマあたりの横の長さは4x5判よりもさらに長いので120フィルムで4カットしか撮影できない・・・
関係ないがココからの景色だと、右側の森が前方後円墳に見えてくるんだよね。
でも調べてみるとそうではないみたい・・・発掘したらなんか出てきそうな気がしなくはないが、江戸時代に作られた貯め池のようなので可能性は低いだろな^^;
というか公園の整備で、一度は発掘などの調査はされているか・・・
Leica IIIF・Summaron 35mm F3.5 L 後期・New Seagull 100
次の撮影場所に向かう途中。
植えられている植物やツタを、絞って撮影した。
最近は絞る派になってきてるな。
Linhof Master Technika 2000・Super Angulon 90mm F5.6 MC・ILFORD FP4 PLUS
2か所目の場所。
手前の木をメインに撮影することにしたが、ちょっとイメージとは違ったかな^^;
Linhof Master Technika 2000・Super Angulon 90mm F5.6 MC・ILFORD FP4 PLUS
やっぱり6x17は大きくしてナンボなのかな。
記事として小さく写真を表示すると、細長くなり過ぎて今一つその魅力が伝わらないような気がする。
そういう面ではパノラマとしては控え目ながらも6x12の方が、記事向きなのかもしれない。
Leica IIIF・Summaron 35mm F3.5 L 後期・New Seagull 100
この場所からも6x17で撮影する予定だったんだけど・・・最初の撮影ミスで撮影ができなくなってしまった。そんなわけでライカを使って撮影。これはこれですごく綺麗なグレートーンに仕上がっているんだけどね。
また近々撮影に行ってもいいかなと思いながら、帰路に着くことにしました。