今回は大阪府南河内郡千早赤阪村の融通念仏宗亀寶山西恩寺に行ってきました。
大阪で唯一の村である千早赤阪村においても、かなり山深い地域にあるお寺である。
南海高野線「河内長野駅」を下車して、バスで近くの地域まで向かうことにした。
が・・・、降りるバス停を間違えてかなり手前から歩いていくことになりました。まあ写真を撮りながらなのでちょうどいいんだけどね。
今回使用したカメラは、ライカのフィルム一眼レフのライカR8。
ライカ独自開発に回帰した機種で、この独特のフォルムも慣れてくると、思った以上にシンプルで気にいってしまった。
装着しているレンズは、広角レンズのエルマリートR28mm F2.8。
Rレンズの第1世代の28mmは、逆光に弱いのと周辺の描写の甘さと周辺光量落ちがあるので、撮影の際には意識して使う必要がある。スーパーアンギュロンR21mm F4の方が、いい感じの写りをする。
Leica R8に対してもう一本使ったレンズは、望遠レンズのアポ・テリートR180mm F3.4。
地味な開放値のスペックであるが、アポクロマート補正されたレンズですごく良い写りをしてくれる。実はライカのレンズって望遠系の優れたレンズが多いんですよね。
もう一台のカメラは、ライカのフィルム一眼レフのライカフレックスSL。
ミノルタ機をベースとする前のボディなので、ライカらしい真鍮製の良さを感じる機種です。
このボディには、標準レンズのズミクロンR50mm F2をずっと付けて撮影することにした。
融通念仏宗亀寶山西恩寺に行ってきた
前述したようにバスを早く降りてしまったので、歩いて西恩寺に向かうことにした。
Leicaflex SL・Summicron-R 50mm F2・Kentmere PAN 100
モノクームだからわかりにくいかもしれないが、柿の木が立っている。
Rマウントのズミクロン50mmも、Mマウントのズミクロン50mmに負けないくらいシャープで解像度の高い写りをしてくれる。
Leicaflex SL・Summicron-R 50mm F2・Kentmere PAN 100
ボケに関しては少し癖があるかもしれない。
まあ癖のあるボケも好きなので、全然歓迎すべきところだけどね。
Leica R8・APO TELYT R 180mm F3.4・Kentmere PAN 100
ライカレンズで唯一所有しているアポクロマート補正のレンズ。
一見すると焦点距離や開放値もすべてが中途半端な感じがするが、ライカの望遠レンズはデジタル機に装着してもホントにいいだよね。
フィルムで使っても豊富なグレートーンを感じるところがいい。
Leicaflex SL・Summicron-R 50mm F2・Kentmere PAN 100
歩くこと30分ほどで、西恩寺の前まで到着。
撮影したのは11月末だったので、モノクロームだとわからないが見事に紅葉していた。
Leicaflex SL・Summicron-R 50mm F2・Kentmere PAN 100
西恩寺の門。
紅葉を撮影しにきているのか、観光に来ている人もところどころにいる。
大阪でも僻地の千早赤阪村だけど、知ってる人は知っているお寺なんだな!!
Leica R8・Elmarit-R 28mm F2.8・Kentmere PAN 100
門を通り、奥へ続く道。
広角レンズのエルマリートへ切り替えたが、お分かりだろうか。
Leica R8・Elmarit-R 28mm F2.8・Kentmere PAN 100
すごく周辺の描写が甘い。
極端に流れているわけではないが、何かもろにわかる解像度の甘さを感じる。
空とかの部分がちょっと絵っぽくなるよな^^;
Leica R8・Elmarit-R 28mm F2.8・Kentmere PAN 100
本堂に到着。
お経の声が中から聞こえてくる。
樽型の湾曲をしているな・・・もちろんレンズの影響である。
エルマリート28mmに関しては、やっぱりMマウントレンズの方が断然良い感じがする。
Leicaflex SL・Summicron-R 50mm F2・Kentmere PAN 100
屋根が・・・・何でだろう?!
雨風以外に倒木などから保護の目的もあるんかな?
一通り西恩寺を見て回り、次の目的地に向かうことにした。