奈良県高市郡明日香村の酒船石遺跡と石垣を見に行ってきた

今回は奈良県高市郡明日香村の酒船石遺跡に行って、酒船石と石垣を見に行ってきました。

酒船石遺跡はいくつかの石造物からなる遺跡で、周辺には亀形石造物や小判形石造物などがあり、何らかの祭祀に使われていた遺跡ではないかと考えられている場所です。
しかしながら謎も多く、現在のところ用途不明となっています。

近鉄南大阪線「橿原神宮前駅」を下車して、そこから橿原神宮駅東口 2 番のりばから出ているバスに乗って明日香の方へ向かうことになります。「万葉文化館西口」のバス停で降り、そこから徒歩で少しばかり山道を3分ほど登っていくと酒船石遺跡に到着します。

酒船石遺跡に行ってきた

前述したように、万葉文化館西口のバス停から向かうのが分かりやすいルートになります。
しかし今回は明日香村をブラブラと見て回ってから、酒船石遺跡に行くことにしたので、少しルートが異なります。

酒船石遺跡への階段RICOH GR・GR LENS 18.3mm F2.8

酒船石遺跡に向かう階段。
山を登る時間はホンの2~3分なのだが、思った以上に木々が生い茂った場所である。

竹藪RICOH GR・GR LENS 18.3mm F2.8

登り道の途中から酒船石遺跡のある周辺は、竹藪になっている。

酒船石RICOH GR・GR LENS 18.3mm F2.8

これが酒船石。
現存の長さ約5.5メートル、幅(南北)約2.3メートル、厚さ約1メートルの花崗岩の石造物。
横から見る限りは、台座のようになった石に見える。

酒船石1RICOH GR・GR LENS 18.3mm F2.8

石に近づいて石の上側部分を見ると、穴と溝が彫られている。

酒船石2RICOH GR・GR LENS 18.3mm F2.8

何かの儀式に用意られたのだろうか。
水を流すような構造となっているようだが・・・

酒船石3RICOH GR・GR LENS 18.3mm F2.8

向かい側から見ると、水の流れる道筋のような窪みがあるに思えるのだが、長い年月で浸食されてできた窪みの可能性もある。

周辺の亀形石造物がある遺跡は、斉明天皇の時代と推測されているようなので、同じ時期に作られた場所であれば、およそ1400年ぐらい前となる。

酒船石遺跡の階段途中の小屋RICOH GR・GR LENS 18.3mm F2.8

酒船石から別ルートで少し降りて行った場所には、小屋が建てられている。
ただの小屋として見落としてしまいそうだが、よく見るとここにも当時の遺跡の一部を見ることができる。

酒船石遺跡の石垣RICOH GR・GR LENS 18.3mm F2.8

小屋の中を覗くと、レンガのような形に切られた石で、石垣が作られている。
近年の発掘で土に埋まっていたのを発見したようですが、これも1400年ぐらい前に作られて石垣のようです。小屋を建てている理由としては、風雨で石が浸食されないように防ぐ目的があるようです。

1400年前の石垣か~~~すごく古いなと思っていたが、ギリシャ・ローマの建造物は現在も残っているので、それはそれで凄いと思ってしまう。もちろん日本の気候は、建造物を長期で残すには適していない環境もあるんだけどね・・・

それでも日本国内で1万年以上前の遺跡がゴロゴロ発見されている。
この国の古代にはいろいろとありそうである。

酒船石遺跡を後にして、次の目的地に向かうことにしました。

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