CONTAX(コンタックス)T3にKodak Color Plusを使って遊んでみた

もう15年ほど動かしていなく防湿庫に眠っているCONTAX(コンタックス)T3を、ものすごく久しぶりに使って遊んでみることにしました。正直なところ当時新品で購入したコンタックスT3だけど、かなり使い込んだ記憶があるので、コンパクトカメラであることからも耐久性的に正常に動作するか不安でした。

電池も現在の私は使う機会がないCR2!!
近所の家電量販店で購入することができるので、まだまだ使われている電池なのかな?

バッテリーを入れると、正常に電源が入る!!
シャッターを切ってみると動作はしているけど、こんなAFの動作だったかな?という頼りないAF音。
もう憶えてないな~~~

Sonnar(ゾナー)35mm F2.8

コンタックスT3に搭載されているレンズは、カールツァイスのSonnar(ゾナー)35mm F2.8。
ゾナーと聞くと標準から中望遠レンズに使われているイメージがあるけど、一眼レフではないコンパクトカメラでは、広角レンズとしても設計できるみたいですね。
写りに関しても、当時モノクロ撮影をメインに時々カラーポジで使っていたけど、いい写りをしてくれた記憶が残っています。

今回コンタックスT3に入れて使うフィルムは、Kodak Color Plus 200という初めて使うカラーフィルム!!
最初はコダックのカラーフィルムのEktar(エクター)でも使ってみるかと思ったけど、価格を見ると2,000円オーバーと高くて躊躇してしまう。

廉価なフィルムもないかな~~と思い探していても1,000円弱のカラーフィルムにしかない。

Kodak Color Plus

そんななか見つけたのが、Kodak Color Plus 200というカラーフィルム。
どうも発展途上国向けに製造販売されているカラーフィルムのようで、入手できない国もあるようですね。日本で販売されているということは、もはや日本は発展途上国の仲間入りをしているということかな^^;

25年以上間違った経済政策を実行していく国なんだから、日本が発展途上国になってしまうのもわからなくはない。すごいよね四半世紀も実質的には、まったく経済成長していない国なんて。でもほとんどの人は政治に関心がなくて、その原因に気づいていない状態・・・だから年々貧しくなっているというのにね。

そういう理由もあり、このKodak Color Plus 200というカラーフィルムは他のカラーフィルムよりも安く購入できる。販売店にもよるけど、36枚撮りのフィルムで1本あたり680円前後で購入できるので、我々フィルム派の人間からしてみれば、お財布事情に優しい良心的なカラーフィルムである。

まあそれでも、フィルム時代から比べれば高いけどね・・・・
フィルムカメラ後期のフジスペリアやコダックGoldでも、もっと安くて3本800円くらいで買えたような気がするが・・・

そういうワケで、CONTAX(コンタックス)T3にKodak Color Plus 200フィルムを入れて、撮影をしながら遊んでみることにしました。

 フィルム派に優しいコストを抑えたい方向けのカラーフィルム!!
コダックフィルムの濃厚な発色を格安で楽しむにはKodak Color Plusがオススメです。

CONTAX(コンタックス)T3とKodak Color Plus 200の作例

早速撮って現像とスキャンをしてみると、思いもよらない仕上がりになっている。
何か海外の写真家のカラー写真のような色調!!

CONTAX T3の作例1CONTAX(コンタックス)T3・ゾナー35mm F2.8・Kodak Color Plus 200

何とも言えないこの独特の発色と周辺光量落ち!!
コンタックスT3のゾナー35mmって、こんな写りだったかな?

もしかして故障か経年劣化?
でもコンタックスT3が発売されてすぐ購入したので、20年くらいのカメラになる。20年くらいでここまで経年劣化するとは思えないしね。レンズに曇りやカビもないから・・・素人目で見る限りだけど。

CONTAX T3の作例2CONTAX(コンタックス)T3・ゾナー35mm F2.8・Kodak Color Plus 200

Kodak Color Plus 200の色再現の特性なのかな?
はじめて使うカラーフィルムなので、比較のしようもない。

カメラの経年劣化 + Kodak Color Plus 200の特性 + フィルムスキャナーによる色ズレなど、さまざまな要因が考えられるけど、これはこれで濃厚な独特の発色でイイかな〜〜〜と感じてしまう。

CONTAX T3の作例3CONTAX(コンタックス)T3・ゾナー35mm F2.8・Kodak Color Plus 200

緑の発色もね、独特なんですよね。
もともとコダックのイエロー気味の発色には、特徴があるんだけどね。

あと空がなんて言うか、ムワ〜〜〜っていう感じになっているのがイイ。
忠実な再現性からは、ほど遠いけどね^^

CONTAX T3とKodak Color Plusで撮影CONTAX(コンタックス)T3・ゾナー35mm F2.8・Kodak Color Plus 200

この空の写真もいい感じ!!
トイカメラ風になっちゃっている。

コンタックスT3がいつのまにか、高級コンパクトトイカメラに変身したのかな?

CONTAX T3の作例4CONTAX(コンタックス)T3・ゾナー35mm F2.8・Kodak Color Plus 200

周辺光量落ちが目立っている・・・、やっぱり絞り羽かどっか故障しているのかな^^;
でもコレはこれで独特な作風に仕上がるので、選択肢の一つとしてありかもしれない。

フィルムの特性もあるので、次回はフジのフィルムで試してみたいと思います。

 フィルムから諧調豊かな超高画質スキャンをしたいならコレ一択!!
ポジ・カラーネガ・モノクロフィルムまで諧調豊にスキャンしてくれます。

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