今回はペンタックス67用のレンズのsmcペンタックス67 55mmF4について、私が使っていて感じることや作例について紹介していきます。
このsmcペンタックス67 55mmF4レンズは、私がペンタックス67IIを購入した時に一緒に購入した1本目のレンズです。標準レンズを購入せずに、最初っから広角レンズで風景撮影したいと思い選択しました。
同じペンタックス67の55mmレンズでも、F3.5と若干開放値が明るいレンズもありますが、F4のこのレンズを比べて急激にサイズが大きくなってしまう。どちらを選択するかは、個人的な好みだと思います。私の場合は、少しでも軽くて小さい方が良かったので、開放絞りF4の方を選びました。
画角的には35mm換算で28mm相当になるレンズで、広角レンズとしても使いやすい画角だと思います。画角的に75mmレンズの方が好きって方もいるでしょうがね・・・
価格的にも中古で2万円台と、レンズの性能から考えてもすごくお得でコストパフォーマンス抜群のレンズだと考えています。
個人的には晴れの日よりも薄暗い空の日にTMAX-400を使って撮影すると、深みのある綺麗なグラデーションのグレートーンを得られるので、お気に入りの組み合わせとなっています。
でも45mmレンズを購入してからは、迫力ある風景を撮影したいので55mmレンズより45mmを使う方が増えてしまっている状態ですね。
最短撮影距離も35cmとかなり近寄って撮れるレンズなので、今は風景よりも日常のスナップで使う方が多い感じのレンズになっています。
安心の性能と感度で、デジタル撮影では再現できない粒子感と柔らかさの魅力を気づかせてくれるモノクロフィルムです。
smcペンタックス67 55mmF4の作例
PENTAX67II・smcペンタックス67 55mmF4・kodak TMAX-400
こういう暗雲が出ているシーンに、このレンズとTMAX-400との組み合わせが個人的にマッチしていると考えています。適度なコントラストで、滑らかで美しいグレートーンを再現してくれていると感じています。
中古で2万円で購入したとは思えない、描写力のあるレンズだと思います。
PENTAX67II・smcペンタックス67 55mmF4・kodak TMAX-400
やや手振れしているけど、ブレ具合がなんかいい感じの味わい?になっているんだと思う。
ブレの影響もあってか、特に柔らかい感じが何か好き。
PENTAX67II・smcペンタックス67 55mmF4・kodak TMAX-400
岩場の微妙な細かい凹凸もしっかりと描画しつつも、シャープ過ぎずに柔らかく再現してくれている感じです。
ハッセルブラッドも風景撮影として使いますが、比較して「PENTAX67は動」・「ハッセルブラッドは静」という感じで、使いわけています。
こういう荒い波の海には、PENTAX67で撮影する方が最適だと個人的には考えています。
その迫力を再現するためにも、smcペンタックス67 55mmF4は自然なワイド感で自分が感じた光景を再現してくれる1本だと言えます。
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