今回は大阪府堺市にある史跡の土塔(どとう)を撮影に行ってきました。
土塔って何と思う方も多いと思いますが、私もその一人で興味を持って見に行くことにしました。
もともとは727年に奈良時代の高僧である行基によって創建された大野寺の設備の一部であったようです。この堺市にある土塔は、遺跡調査をもとに2009年に復元されたものです。
現存する土塔と同じような遺跡として、これまた見た目が異彩を放つ奈良市高畑町の「頭塔」という史跡があります。どちらもピラミッド状の形をしており、日本では珍しい遺跡ですね。
南海電鉄の泉北高速鉄道「深井駅」を下車。
15分ほど徒歩で向かったところに土塔町公園という公園があるので、その公園の中に入るとすぐ先に目的の土塔を見つけることができました。
上の写真を見ていろいろ思う方はいると思うが、ちょっと待ってくださいね(@´ω`):;*.’:;ブッ
まずは今回使用したカメラは、35mmフィルム一眼レフのニコンF2。
使用したレンズは、「Nikkor-S Auto 5.8cm F1.4」と「NIKKOR-N・C Auto 28mm F2」を使うことにしました。
ニコンF2というと、以前記事にしたシャッター幕の故障で修理に出していたカメラです。
シャッター幕のパーツ交換が必要で、1ヶ月弱で修理対応してくれたフォト工房キィートスさんには大変感謝しています。
ありがとうございます(嬉〃∀〃)ゞ
お帰り、そして早速ニコンF2を撮影に持って出ることにしました!!
安心の性能と感度で、デジタル撮影では再現できない粒子感と柔らかさの魅力を気づかせてくれるモノクロフィルムです。
大阪府堺市にある復元された土塔を撮影
土塔町公園に到着!!
公園自体が整備された綺麗な公園で、おそらく土塔が復元されたのと合わせて一緒に公園を整備したのかな?
Nikon F2・Nikkor-S Auto 5.8cm F1.4・Kentmere PAN 100
土塔町公園内の風景。
この角度からだと、至って普通の公園である。
そして反対側に振り返ってみると・・・
Nikon F2・Nikkor-S Auto 5.8cm F1.4・Kentmere PAN 100
なんじゃこりゃ?
そう思えてしまうような、謎のピラミッド型の構造物があるではないか!!
そうこれこそが復元された史跡の土塔なのです。
ピラミッド型のような、もしくは瓦屋根のようにも見えてしまう^^
Nikon F2・Nikkor-S Auto 5.8cm F1.4・Kentmere PAN 100
接近してみると・・・
ホント、瓦が何十重にも重ねられて作られている!!
だから余計に屋根ッぽくも感じるのか。
Nikon F2・NIKKOR-N・C Auto 28mm F2・Kentmere PAN 100
ちなみにグルッと裏側に回って行くと・・・
瓦がない!!
というか単なる土手のような・・・
これって・・・表っかわだけ復元された中途半端な状態なのかな?
堺市に金がなかったのか、費用削減でケチったのか、すごく微妙な状態で復元されているではないか・・・
何か微妙だよね・・・、ある意味張りぼてと同じじゃないか。
現物は裏側まで瓦が積まれてたでしょと、いろいろと考えてしまうところである。
Nikon F2・NIKKOR-N・C Auto 28mm F2・Kentmere PAN 100
うん!!
角度を変えてこちらからだと、それっぽく見える!!
さっきの裏側は気にしない気にしないw
アレは大人の事情ってやつだ、たぶん!!
もしかしてネタバレ注意みたいな部類に入るのかこれは^^;
欧米系の外国人の方が観光で見に来ていたが、どう思ったのだろうか。
はい、これが現在のジャパンクオリティって奴かも・・・とはとても言えない。
これは当時から現存している史跡の奈良の頭塔を見に行くしかないな(o-∀-o)ゥフフ
Nikon F2・NIKKOR-N・C Auto 28mm F2・Kentmere PAN 100
公園内の池の風景。
ほんと綺麗に整備された公園です。
なのに・・・・
いろいろと考えつつも、帰路につくことにしました。