今回は第八代天皇孝元天皇(こうげんてんのう)の御陵である劔池嶋上陵(つるぎのいけのしまのえのみささぎ)に行ってきました。
大日本根子彦国牽天皇(孝元天皇)は大日本根子彦太瓊天皇(孝霊天皇:こうれいてんのう)の皇子で、母は皇后で磯城県主(または十市県主)大目の娘の細媛命(くわしひめのみこと)となります。
近鉄橿原線の「橿原神宮前駅」を下車して、徒歩で劔池嶋上陵(孝元天皇陵)に向かうことにしました。橿原神宮前駅から徒歩で向かうと15分程の距離にあり、周りの環境はほぼ住宅地となっていました。
今回使用したカメラは、67判中判レンジファインダーフィルムカメラのマミヤ7II。
最近35mm判レンジファインダーのライカよりも、中判レンジファインダーカメラのマミヤ7IIの方がしっくりしてよく使っている。もちろん1コマあたりのフィルムサイズが全然違うので、圧倒的に質感の描写などは優れています。
使用したレンズは、広角レンズのN 65mm F4Lレンズ。
35mm換算で32mm程度の焦点距離になる適度な広角レンズなので、非常に汎用性があって使いやすいレンズですね。
劔池嶋上陵をを撮影してきた
橿原神宮前駅から歩いて、劔池嶋上陵が見える場所に到着。
何か雨が降ってきそうな空模様だったので、急ぎで進んでいくことしました。
Mamiya7II・N 65mm F4L・ILFORD FP4 PLUS
劔池嶋上陵の半分くらいを、石川池という池が囲んでいる。
前方後円墳ということですが、一見するあまり形がハッキリとわからない感じですね。
ここの景色何度か撮影しているけど、好きな景色だな。
Mamiya7II・N 65mm F4L・ILFORD FP4 PLUS
池の水がすごく減っている。
どうしたんだろね、冬なので農業用水に使わるというわけでもないのに・・・
そもそも御陵の池の水を農業用水に使われている例があるのかな^^;
Mamiya7II・N 65mm F4L・ILFORD FP4 PLUS
拝所へ向かう階段。
そこまで急な勾配ではないので、登りに自身のない方でも安心です。
Mamiya7II・N 65mm F4L・ILFORD FP4 PLUS
拝所手前の管理小屋かな。
最近になって管理小屋のサイズも、何か気になっている。
神武天皇陵・崇神天皇・応神天皇と、神の字が付く天皇の御陵は、小屋というよりは管理事務所といえるぐらいの建物になっている。
Mamiya7II・N 65mm F4L・ILFORD FP4 PLUS
拝所へ到着。
回りは鬱蒼とした森に囲まれている。
よく見るとここにもワンカップ酒と蜜柑が供えられている。
もしかして神功皇后の御陵でお供えしていた人と同じ人か?
Mamiya7II・N 65mm F4L・ILFORD FP4 PLUS
空模様も怪しいと思っていたが、予想したように雨も降ってきた。
静かな場所なので、これ以上もの音をたてないためにもそ~~っと降りていくことにしました。