今回は私が使用している、ニコンFマウントのAF広角レンズの「AI AF Nikkor 28mm f/2.8D」レンズについて、使っていて感じる感想・レビューや作例について紹介していきます。
Dタイプレンズは世代的に古くもなく新しくもない微妙な位置のレンズですが、中古の価格が安く購入のしやすい手軽さと性能の良いレンズだと個人的には考えています。
ニコンで安くて高性能な単焦点広角レンズを探している方は、参考の一つにしていただければと思います。
AI AF Nikkor 24mm f/2.8Dレンズについても記事にしていますので、こちらもご一緒にどうぞ
ニコンのAI AF Nikkor 28mm F2.8 Dレンズを使った感想・レビュー
私がこのレンズを入手したのは、15年くらい前のことです。
正確な価格は憶えていないのですが、中古でたしか2万円弱で購入したと思います。
現在の中古価格だと、1万円~1万3000円くらいで購入できると思います。
レンズのサイズは実にコンパクトです!!
水筒のコップくらいのサイズで、質感も正直なところそれほど高級感はありません。
詳しい素材はわからないのですが、アルミ系の金属とプラスチックかな?
そのぶんコンパクトで軽量なので、日常的にカメラに付けて持ち歩くのに適しているレンズだと感じています。
AFに関してはボディ内蔵モーターに依存するので、ウィ~ンウィ~ンと昔ながらのAF音が鳴ります。
でもAFスピードは、それほど不満にならないくらいのスピードだと思います。
まあ私自身が風景撮影が多いので、それほどAFスピードは重視していないのですが・・・^^;
レンズそのものの物としての質感は微妙だけど、レンズ描写性能とコストパフォーマンスは間違いなく良いと思います。なので撮影重視の方にはいいレンズかなヽ(*>∇<)ノヤッホーイ♪
ニコンのAI AF Nikkor 28mm F2.8 Dレンズを使った作例
ニコンのAI AF Nikkor 28mm F2.8 Dレンズで撮影した作例です。
これからも随時追加していきますので、期間を開けて閲覧して頂ければと思います。
Nikon D600・AI AF Nikkor 28mm f/2.8D
デジタル一眼に装着して、カラーを前提に撮影。
デジタル撮影でも十分使える感じだと、個人的に考えています。
発色も素直で、歪みも気にならない安定した写りをしてくれています。
Nikon D600・AI AF Nikkor 28mm f/2.8D
28mmの広角レンズと言っても、近接撮影時に開放にすれば、ある程度いい感じにボケてくれる。
Nikon D600・AI AF Nikkor 28mm f/2.8D
暗雲が際立つ日にアンダー目で絞り開放で周辺光量を低下させてみた。
何とも言えない感じに仕上がってくれる。
Nikon D600・AI AF Nikkor 28mm f/2.8D
モノクローム撮影をした場合に、何かすごいグレートーンになってくれる。
コントラストはやや強めかな?
でもハイライト部分はしっかりキープできている。
正直写り過ぎていないかと思うくらいに、しっかり描写してくれています。
Nikon D600・AI AF Nikkor 28mm f/2.8D
こういう細かいもので構成された風景でも、しっかり描写してくれる。
解像度にまったく不満をもったことはない。
Nikon D600・AI AF Nikkor 28mm f/2.8D
空のムア~~~って感じを、しっかり描写してくれている。
このレンズと50mmレンズさえあれば十分じゃないかと思う時さえある。
もちろん私の場合だけどね。
Nikon F2・AI AF Nikkor 28mm f/2.8D・New Seagull 100
モノクロフィルムで撮影するとこんな感じ。
左下はカメラのトラブルなんで、気にしないで^^;
フィルムらしい写りですが、硬過ぎず柔らか過ぎずの使いやすい感じです。
これくらい優秀な広角レンズが、現在は中古で1万円弱で購入できるのですごいなと思います。
正直どっかのイカっぽいメーカーの28mmF2.8(中古)の1/15~1/30くらいの価格で、それ以上の描写を味わえる。
まあイカっぽいメーカーのレンズは、ロマンと立体感やウェット感などいろいろ思いつめたものと、そう見えてしまう願望がギッシリだからねw
そんなロマンレンズからは距離をとって、健全でリーズナブルに写真を楽しみたい方には、AI AF Nikkor 28mm F2.8 Dレンズはおすすめのレンズだと考えます。
安心の性能と感度で、デジタル撮影では再現できない粒子感と柔らかさの魅力を気づかせてくれるモノクロフィルムです。