遂に私のハッセルブラッドも、デジタル撮影ができる時が来ました。
それと言うのも、4月頃に購入したHASSELBLAD 907X 50Cを購入したことです。HASSELBLAD 907X 50Cに付けられている、デジタルバック「CFV ii 50c」を手持ちのハッセルブラッドVシステムの機材に装着して利用することにしたのです。
そこそこ大きな買い物となりますが、これに関してだけは何の躊躇もなく購入しました。
13年以上前のデジタルカメラしか持っていないのも理由だけどね。
スマホで撮影したので雑でスミマセン、めっちゃ歪んでたり変な色が^^;
で・・・907Xはどうしたの・・・
・・・
まだレンズを持っていないので、907Xは使用していません^^;
個人的にはXCD 21mmやXCD 30mmは気になっているんですけどね、どちらも40万円弱はするので直ぐには購入できない(というか購入できない^^;)
ただし私が持っているハッセルブラッドVシステムのボディとレンズは使用できるので、ハッセルブラッドを使ってデジタル撮影を始めました。
CFV ii 50cについての私見
個人的には撮影したデータを見ると、フラットな仕上がりで撮影されいると感じています。
後でRAW現像ソフト(HASSESL純正のRAW現像ソフトは、公式サイトからダウンロードできます)で、調整してくださいねというような感じと言ったらいいのかもしれませんね。
もちろんRAW現像ソフトでそこそこ大胆な調整をしても、ノイズや不自然な色が発生しにくいので安心です。潰れていると思っていたシャドー部や、飛んでしまっているハイライト部も、調整するとかなり立ち上がってくるので、しっかりと情報として記録されているんだなと実感しました。
ちなみにクロップ機能は、HASSESL純正のRAW現像ソフトを使わないと、機能が外れた状態でRAW現像ソフトに読み込まれてしまいます。
6x6でクロップ撮影したものを、Lightroomでインポートすると、クロップが外れてしまっている!!もちろん外れた部分の左右も撮影されているけどね。マスキングが外れていると、例えて方がわかりやすいかもしれませんね。
手持ち撮影は可能か?
そう疑問を感じている人も多いと思います。5000万画素の性能をだしきるには、やはり三脚を使う必要があります。手持ち撮影だと、最低でも250分の1くらいでシャッターを切った方がいいですね。私の場合には、手持ち撮影の場合にはなるべく500分の1でシャッターを切ることにしています。
それでもPCで拡大して、細部のシャープネスを確認すると、圧倒的に三脚使用の方がシャープです。
手持ちの場合には、PCで拡大しないとわからないのですが、500分の1でシャッターを切っていてもわずかにブレ・滲みが発生してしまいます。
手持ちでも実用に耐えれる画像なんですがね・・・、比較すると圧倒的に仕上がりが違います^^;
不満点は、構造上どうしてもマガジン交換で着脱する際に、画像素子に塵などが付着してしまうリスクが高いことです。1ヶ月弱使用して、撮影されたものに画像素子に付着した塵らしき影響が出ていたので・・・
でもコレはどうしようもできないよね^^;
なるべくデジタルバックの着脱の際には、画像素子部分を下に向けることや、ブロアーなどでホコリを飛ばすなどで対応するしかないですよね。
それでも塵が気になってきたら、定期的なメンテナンスを兼ねてプロに画像素子のクリーニングを依頼するつもりです。
HASSELBLAD CFV ii 50cと500CMを組み合わせた作例
HASSELBLAD 500CM + CFV ii 50c + PM45プリズムファインダーの組み合わせ
今のところ500CMにCFV ii 50cを装着して使用している割合が高いですね。
まだ使い始めて1ヶ月弱だけど・・・^^;
なので作例はまだまだ少ない状態ですが、随時追加更新していきます。
Hasselblad 500C/M・ディスタゴンCF40mm・デジタルバックCFVII 50C
スカッとした色で、気持ちいい感じに仕上がりました。
Hasselblad 500C/M・ディスタゴンCF40mm・デジタルバックCFVII 50C
空に雲がないと、何かペンキで塗ったような感じに・・・
私の画像レッタチのスキルが悪いのもあるけど^^;
Hasselblad 500C/M・ディスタゴンCF40mm・デジタルバックCFVII 50C
モノクロームにしてみるとこんな感じ!!
モノクロフィルムを愛用している方には、好みもあるかもしれませんがシャープ過ぎるのかなって感じるかもしれませんね。
柔らかさが欲しいんですよ~~~
フィルムスキャンした画像とデジタル画像では、PCで拡大して比較するとまったく細部を構成する立ち上がり方が違うのでね^^;
わたしもモノクロフィルム独特の粒子感のほうがいいのですが、コレはこれで撮影するものを考慮して使用することが重要かもしれませんね。
まだまだモノクロフィルムは手放せない!!
HASSELBLAD CFV ii 50cと503CWを組み合わせた作例
HASSELBLAD 503CW + CFV ii 50c + PM90プリズムファインダー + ワインダーCWの組み合わせ
以前記事に書いた巻き上げクランク問題で、休眠中の503CW!!
最近になって巻き上げクランクの対策として、ワインダーCWを付けることにしました。
何かHASSELBLAD503CWにワインダーCWとアイレベルファインダーを装着すると、別の中判一眼レフに見えてきますよね。昔あったようなCONTAX645みないな・・・、そこにデジタルバックを装着っていう感じで使おうかなw
しかしこの組み合わせ、そこそこの重量があって、ペンタックス67なみの重量を感じます。
いやそれ以上かも^^;
カメラというより、鉄アレイ!!
最近手首を鍛えてるんです・・・
503CWのこの組み合わせでは、クロップをせずに画像素子のサイズそのままで撮影をしていこうと考えています。
Hasselblad 503CW・ディスタゴンCF40mm・PM90プリズムファインダー・デジタルバックCFVII 50C
センサーサイズを全部使って撮影!!
って言っても相当大きく拡大しない限りは、その違いは分からない感じです。
Hasselblad 503CW・ディスタゴンCF40mm・PM90プリズムファインダー・デジタルバックCFVII 50C
モノクロームにすると、細かいものが画面に多いとピシッとウルさい感じになりやすいのかな?
やっぱりモノクロームでは、柔らかさが欲しいところですよね。
今度はなるべくシンプルな風景のところで、撮影して結果を確認したいと思います。
また随時作例を追加していきますので、定期的に見えて頂ければと思います^^