今回は私が使用している二眼レフカメラの頂点と言われている、ローライフレックス 2.8Fプラナーについて、使っていて感じることのレビューと使い方と作例を紹介していきます。
Rolleiflex2.8シリーズというと、以前にRolleiflex 2.8D Xenotar 80mmF2.8を紹介したことはあるがあります。今回はRolleiflex 2.8D(1955-1956)から4年後に発売されたRolleiflex2.8F(1960-1981)について、記事にしていきたいと思います。
ローライフレックス 2.8Fプラナーのレビュー
ローライフレックス2.8Fは、二眼レフの頂点や王者と言われています。
それはローライフレックス2.8F以降の2.8GXや2.8FXといったモデルよりも、カメラとしての質感・作り込みや機械的な機能面でも優れているからであります。
わかりやすいところで言うと2.8GXからはセミオートマット方式になり、フィルムを装填時にフィルム裏紙のスタートマークとカメラのスタートマークに合わせる必要があるからである。それに比べてオートマットは、フィルムの厚みの変化を検出してスタート位置を設定するという、明らかに機械的な意味でも優れた機構なのである。
それにね、ローライフレックス2.8Fの方が高級感のある見た目をしているのが一目でわかるのである。
上の写真は正面を撮った写真。
レンズの大きさといい、抜群のバランスである。
ピントノブに付いて露出計。
50年以上経過しているのに、精度もそこそこ合っている。
でもあまり使うことはないようね^^;
ローライフレックス2.8Fでも120フィルムのみ対応のモデルと、120・220フィルムの切替え対応ができるモデルがある。私のローライフレックス2.8Fは切り替えができるモデルだが、もはや220フィルムは製造されていないので、基本的には無用の機能である。
しかし替え対応ができるモデルの方が、中古市場で随分と高い・・・フィルムないのにね^^;
後ろ側もシンプルで美しいデザインである。
どの方向から見ても、洗練されたデザイン性を重視されていると個人的に思う。
ファインダーフードのトップのロゴに「Rollei HONEYWELL」のマークが付いている。
通常は「Rollei F&H」のマークであるだが、Rollei HONEYWELLのロゴがある物は、アメリカでの販売代理店であった「HONEYWELL」の銘板のようである。
ということはこの個体はアメリカ内で販売されたものが、巡り巡って私の手元に来たのか・・・
ファインダーフードについているルーペは、これ以前のモデルに比べて圧倒的に出しやすくて使いやすくなった。ファインダーフードを外してファインダー交換もできるので、人によっては明るくて見やすいマミヤのRB67用のスクリーンを改造して装着している人もいる。
現状私は純正のスクリーン(たぶん?)でも、全然見えが悪いとは思わないので、このまま使い続けると思う。
でもローライフレックスTのファインダーの方が見やすかったな・・・なぜ?!
みんな大好きカールツァイスプラナー。
天邪鬼な私は、最初はプラナーよりもクセノタール付きのローライフレックスを購入したんだよね。
でも結局のところ、プラナー付きのローライフレックスも欲しくなって購入してしまった^^;
どちらもレンズも、レンズの状態が良ければ優劣のない描写をしてくれる。
強いて言えば、5m以内の撮影をする対象が絞られたシーンには、プラナー付きの方が少しだけ良い感じに思う程度である。
逆にそれ以上離れているものを写す際には、クセノタール付きの方が良い感じがする。
それも写真を混ぜて見せられると、どっちがプラナーで撮影されたものなのか、まったく判別できないくらい、どちらのレンズも優劣がないレベルである。
ローライフレックス 2.8Fプラナーのフィルムの入れ方と使い方
ローライフレックス 2.8Fプラナーのフィルムの入れ方と使い方に関しては、現在作成中のためもうしばらくお待ちください。
ローライフレックス 2.8Fプラナーの作例
ローライフレックス 2.8Fプラナーで撮影した作例です。
これからも随時追加していきますので、期間を開けて閲覧して頂ければと思います。
Rolleiflex2.8F・Planar 80mm F2.8・FUJI Velvia100
派手目のフィルムであるフジのベルビア100を入れて撮影したが、思ったよりも以上にカラーリバーサルフィルムと相性が良く気持ちいい発色をしてくれる。
Rolleiflex2.8F・Planar 80mm F2.8・Kodak PORTRA 400
フジのPRO160 NSやコダックのポートラやエクターなどのカラーネガを使ってみたが、カラーネガフィルムに関しては、個人的にはポートラとの組み合わせが一番しっくりくる感じである。
Rolleiflex2.8F・Planar 80mm F2.8・Kodak Ektar 100
エクターとの組み合わせも悪くはないんだけどね、好みの問題。
それにエクターのフィルムの方が、フィルムスキャンであまり良好な結果になりにくいのが問題かもしれないけど。
Rolleiflex2.8F・Planar 80mm F2.8・Kodak Ektar 100
こういう景色にはクセノタール付きの方がいいのかもしれない。
Rolleiflex2.8F・Planar 80mm F2.8・ILFORD FP4 PLUS 125
そうは言っても、プラナー付きのローライフレックス2.8Fも遠景撮影でも十分な写りをしてくれる。
Rolleiflex2.8F・Planar 80mm F2.8・Kentmere PAN 100
個人的には前述したように、5m以内の近い対象を写す時にいい感じの描写をしてくれる。
Rolleiflex2.8F・Planar 80mm F2.8・Kentmere PAN 100
これも比較的に近い距離であったのと、光の条件がハマってくれたと思う。
二眼レフの頂点ローライフレックス 2.8Fプラナーのまとめ
ローライフレックス 2.8Fプラナーの使っていて感じることのレビューと、使い方と作例を紹介していきましたが、如何だったでしょうか。
ここ最近ですが、二眼レフを使っている人が増えてきているように思う。
気のせい・・・かもしれないけどね^^
でも今のカメラにはない、面白い機構を持ったカメラで見た目もオシャレな感じがするので、現代のカメラに飽きた方にはライカ以上にいい感じかもしれませんね。もしローライフレックス2.8Fを買うのであれば、ボディのスレなどよりも、とにかくレンズの状態が良いものを購入するのが良いでしょう。